ジョン・コルトレーン(John Coltrane 1926年9月23日〜1967年7月17日)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのジャズ・テナー・サックス、アルト・サックス、ソプラノ・サックス奏者。短期間に200枚を超える多くの録音があり名実共に世界中で知名度ナンバーワンの偉大なミュージシャンである。演奏が時代によって極端に異なり進化の過程が激しい、一般的には四回の転換期で次のように区分けされている。前期(〜1958年)、中期(1959年〜1961年)、後期(1962年〜1964年)、フリー・ジャズ期(1965年〜1967年)。死後半世紀近くになろうとしているが、プロアマ問わず最も多くの愛好者が存在する。アルバムは1957年9月15日録音でブルーノート盤、唯一のリーダー作となる。当アルバムの重要性は同年にリリースされたプレスティッジ盤の間隙をぬって、アルフレッド・ライオンがコルトレーンとの直接折衝の上に実現化したものである。余裕のあるリハーサルと、演奏の全てをコルトレーンにゆだねた結果が成功する。この時期のコルトレーンは名実ともに急速に力を付けていく時期であり、はち切れんばかりのパワーを聴く事ができる。またその意思を理解した共演者でトランペットのリー・モーガン、トロンボーンのカーティス・フラー、ピアノのケニー・ドリュー、ベースのポール・チェンバース、ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズがすばらしい。プレスティッジとは明らかに異なる硬派の録音技術がさらなる名盤に押し上げた。
(青木高見)