パソコンでのハイビジョン撮影した映像の編集方法については同社の「プレミア・プロ+アンコールCS3入門講座」がわかりやすくて良かったが、現在はソフトがバージョンアップされていること、そしてプルーレイ・ディスクへの書き出しについてはもう少し詳しくやり方を説明してほしかった。その点を解説し、現在発売されている主なソフト・ハードについて説明してくれるのが本書である。
代表的な編集ソフトであるAdobe Premiere Pro CS4+Encore CS4、トムソン・カノープスEDIUS Pro 5+Ulead DVD MovieWriter7、ペガシスTMPEGEnc Authoring Works 4などの操作の流れを写真入りで具体的に解説し、ブルーレイ・レコーダーでの映像の保存や映像取り込み方法、対応機種についても詳細に説明している。
そして、編集対応機種のVAIOユーザーが注目しているであろうAdobe Premiere Pro CS4、EncoreとVAIOオリジナルソフトであるVAIO Edit Components 7やClick to Disc、Click to Disc Editorとの組み合わせによる高画質ブルーレイ・ディスクの作成法もきちんと解説されている。ここはAdobe Premiereが苦手とする部分をSONYのプラグインソフトで補完するという難しい構成なので一連の操作をきちんと解説している書籍がAdobeからもSONYからもまだ出ていないというエアーポケットのような部分なのだ。それ以外でも、今この時期になってもどこの社からもAdobe Premiere Pro CS4の解説本はどういう訳かまだ出ておらず、この本は貴重な操作の解説だと言える。
巻末にはそれ以外の注目ソフト、ハードについての紹介・解説記事も載っているが、これは雑誌、「ビデオSALON」に掲載されていたのと同じもの。雑誌を読んでない人にはお得な内容だ。