正直言ってレーベルとタイトルと曲名のクレジットだけを見て買ってしまった。中古CDショップで手ごろな値段で出ていたので、ダメ元の気分で、少しは期待して。ところがそこに広がっているのはダンス・ミュージック。驚いたね。ロンドン辺りでモダン・ジャズで踊るという話を聞いたことがあったので、その線かなとも思うが、これだけのメインストリームなモダン・ジャズが、まるでポスト・モダンに変節した姿は不思議な感じ。その演奏、アレンジは中にはいいのもあり、たまにはこういった冒険もいいかとも思うものもあるが、9のクレオパトラの夢と10の処女航海はちょっといただけない。原曲の素晴らしさが飛んでしまっているし、ダンス・ミュージックとしても中途半端な感じ。2、のタイナーは意外性で、7のハンク・モブリーはアレンジと演奏内容で合格。まあ全体的には、それほど聴きたいというアルバムではないので辛い評価になったが、これを聴くTPOや気分を今後探してみようと思う。