【概要】Oliver Nelson(as,ts,arr), Freddie Hubbard(tp), Eric Dolphy(as,fl), George Barrow(bs)の4管によるブルース中心のセッション。
サイドメンとして参加したBill Evans(p)が、これまでにも参加したハードバップ・セッション同様、シングル・トーン中心の演奏を展開する。中でも、M1(Stolen Morments)及びM3(Cascades)のソロが絶品。
メンバーは他にPaul Chambers(b), Roy Haynes(ds)。1961年録音。
【音質】
■体験上「shm-sacd=モッサリした音」という印象を抱いてきたが、本品はサッパリしていて意外だった。と言っても良い訳ではなく、低域が弱いのだ。そのためbassは引っ込んでいるし、4管は線が細いうえ異様に明るいなど、本来のダークさが伝わって来ない。
■sacdにはApoのhybrid盤(CIPJ5SA, 発売日:2010/12/14)もある。
こちらはこちらでブルージーさを抑えて上品に聴かせる点がシックリこないが、楽器の質感・バランスのまとまりの点で、本品(shm-sacd)よりは良いと思う。
■決定盤は、Apo-hybrid盤のレビューにも記載したが、初期のcd(米Mca Records向け国産cd, 米型番MCAD5659, 日型番JVC468, 発売1986年)。
スピード・切れ・分解能・ダイナミズムに優れ、輝かしい管の倍音・4管それぞれの震え具合・bassの見通しと明瞭なピッチ・Evans(p)の硬質なタッチなどを余す所なく表現しており、本作のダークな雰囲気が存分に伝わる。
cdは製造が若いため(1986年発売)、マスター・テープの傷みが少なく、そのせいで音がフレッシュなのか?・・・
【評価】高音質を謳った高額製品とは裏腹な音。星2つ。