ずっとは無理でも
あらすじ
両親を亡くし、血もつながらない亜生、綸、知那の三兄妹には
人には言えない秘密があった。
彼らには『できそこない』のサイキッカーなのだ。
人の思念・記憶を吸い込むテレパスの亜生、
物を触れずに動かせるサイコキネシスの綸、
自分を他者のように見せかけることのできる知那、
そんな彼らが体験する小さな冒険を描いたセンチメンタルストーリ。
感想
面白いのは、彼らの場合、
能力を使うとその反動で身体に異変が生じるという設定。
アレルギー反応が出たり、放電体質になったりと
自分にとってあまり嬉しくない代償が発生してしまう。
だから、能力をフルに使いこなすことができず
自分たちのことを『できそこない』と言って
人目を忍んで暮らしています。
そんな彼らが一話目『できそこないと青と影』で
人助けを行い「有能な魔法使いの気分」を
ひと時感じるところから話が始まります。
別に、能力を使いこなせるようになったとか
そんな分かりやすい成長があるわけではないのに
彼らは回を経るごとに、少しづつ自分たちのことを
『できそこない』ではないと気付いていき、
周りの世界に目を向けていくことになります。
その成長の連なりが読んでいてたまらなく愛おしい。
ラストの「魔女を、憶えてる」では、魔法を使う代価に
スポットが当てられ、魔法を使える素晴らしさだけでなく
あわいやるせなさを残して1巻は幕を閉じます。
今後は、よかれと思って使った魔法が人を傷つける、
みたいな話が描かれたりするのかな?(半分は願望)
2巻が出たらきっと買いますよ。
読んでからの一言
絵柄が壊れそうにエロチック