宇野功芳氏は「音が生ぬるく模範的な部分が強調されてる」といった評をされててスルーしていた。
しかしこたび聴いてみたら、これすごくいいじゃないですか!今まで聴かずにいた自分を悔やんでる。
宇野氏はプロの視点、評論家としての視点で上記の評になったと思うので責めるつもりはない。
最後まで心血そそいだ朝比奈のブルックナーはどれも優れてるが、5番はこれがベストではなかろうか。
ブル5というとヴァント/ベルリンフィル、ヨッフム/コンセルトヘボウ(86年)、ケンペ/ミュンヘンフィルといったあたりが優れているが、この朝比奈盤もそれら勝るとも劣らずベスト盤にエントリーしていいのではないだろうか。
ちなみに宇野氏がベストに挙げてる東響(95年)とのものはこの新日とスタイルが似て内容もいいが嘆かわしいことに目下廃盤。SACD+DSD化(もしくはXRCD化)でリイシューを強く望みたい。評判反響を呼んだシカゴ響とのものはDVDオンリーって何故?シカゴ自主レーベル(CSO−RESOUND)あたりで出してもらえないのだろうか?
旧盤は未聴だが今回のリイシューはDSDマスタリングが施されてるおかげか音質はとても良い。
おまけに¥1500という廉価が手が届きやすい。この安さが申し訳なく感じられるほどだ。