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ブリュージュ―フランドルの輝ける宝石 (中公新書)
 
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ブリュージュ―フランドルの輝ける宝石 (中公新書) [新書]

河原 温
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ブリュージュ、このフランドル地方の都市は、中世において商業や文化の中心地として、訪れた人々を驚かす活況を呈していた。市内に張りめぐらされた水路網を通じて各地から多彩な商品が運び込まれ、街は豪奢で美しいゴシック建築で満ち溢れていった。こうした都市空間の整備と文化の振興は、フランドル絵画に代表される「もう一つのルネサンス」の華々しい開花を準備する。〈北方のヴェネツィア〉の歴史的豊かさを活写。

内容(「BOOK」データベースより)

ブリュージュ、このフランドル地方の都市は、中世において商業や文化の中心地として、訪れた人々を驚かす活況を呈していた。市内に張りめぐらされた水路網を通じて各地から多彩な商品が運び込まれ、街は豪奢で美しいゴシック建築で満ち溢れていった。こうした都市空間の整備と文化の振興は、フランドル絵画に代表される「もう一つのルネサンス」の華々しい開花を準備する。“北方のヴェネツィア”の歴史的豊かさを活写。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2006/05)
  • ISBN-10: 4121018486
  • ISBN-13: 978-4121018489
  • 発売日: 2006/05
  • 商品の寸法: 16.8 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ANA
形式:新書
ベルギーといえばイギリスやフランス、ドイツといった近代史を構成する諸国に押され見落としがちですが
中世のいわゆる「商業の復活」期にはジェノヴァと結ばれ、ヨーロッパ「世界」商業の中心でした
また産業革命の時期もだいぶ早く、ナポレオンが引導を渡されたワーテルローもベルギーです

そう考えると、こうした「小国」を理解することも重要だと考えさせられました。
中身に関しては、著者が歴史学者ということもあって実証的に、詳細な歴史叙述がなされています。
私みたいに歴史書として手に取る人には読み応えがあります。
が、その分他の方も言われるように文章は固めです。
加えてこれからブリュージュを旅するための「ガイドブック」としては不向きです。
まあそこが星マイナス1ですかね

むしろヨーロッパ史を学ぶ人にこそ読んで欲しい
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 ブリュージュを全6章で分かりやすく解説した本です。欧州で当時最も発達した文化地域はイタリアとフランドルだが、イタリアに比べフランドルを扱った本は極端に少ないので同地域を知りたい人にお勧めの一冊です。
 第1章は中世までのフランドルとブリュージュの歴史を簡単に書いてある。
 第2章からブリュージュの記述が始まります。中世シャンパーニュからフランドルへの交易拠点の移動と共に頭角を現すブリュージュ。ここまでの内容は西洋経済史の本には記載されているので馴染み深い人も多いと思う。ただし、経済史の本にはブリュージュでの交易の担い手が詳細に書かれていないのに対し、本書では国、都市別に詳細に解説してある。また、高利貸しと両替商が都市経済の中心だったのは分かるが、宿屋経営者の発言力の高さは、他の本では記述がなく興味深い。
 第3章は都市空間について書かれてあり、現存しない「水の倉庫」についての図版と解説があり、中世としては異例の大きな商業施設として興味深い存在であった。後半は代表的な都市貴族について書いてあり、その邸宅が現在も残り博物館として邸内が見学できるので、読者はブリュージュに行った時には足を運ぶ人もいるでしょう。
 第4章は祝祭が扱われ、聖血の行列、入市式、聖ヨハネ施療院が主に扱われたテーマです。入市式については後年のアントワープで装飾はルーベンスが担当したものと比べると面白いと思う。(ISBN4000089722に記載あり)
 第5章は芸術家について書かれてある。この件については類書が多い。第6章はブリュージュの没落から観光都市への歴史の流れが簡単に書かれている。
 以上のように本書はガイドブックとは違った視点で書かれており、ブリュージュ滞在の予習、復習に最適の本です。巻頭のカラー印刷した図版、文中の図版、年表、参考文献が充実していたのは良かったが、図版の所蔵先についての記載がないので星4つとしました。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:新書
おそらく普通の旅行者が、これを持ってブリュージュに出かけたとしたら、周りの風景の全体像をトータルに受け止める前に、足が一歩も前に進まず、大学の教養課程の授業を受けているようで、頭が痛くなってしまうのではないでしょうか。巻末のお勧めをくくっているうちに、割り当てられた一日が、あっという間に過ぎてしまうのかもしれません。といってもいいほど、ドライな本です。この作品は、むしろ中世のこの場所に生み出された都市の生誕についてのミニ百科事典のようなものです。数回この街を訪れたことのある私は、まるで大学の紀要誌を読んでいるかのような印象を受けたほどです。巻末にも、専門書としか思えないような、外国語(英仏)の参考文献が満載です。確かに、政治と歴史、地理と地勢、都市の誕生、国際都市としての人の混在、生活、芸術(音楽や絵画)、どれについても相当の知識が詰め込まれています。そして、注意深く読んでいくと、その背後には、それらを整理する著者の独特の視点(都市、中世、欧州についての)が伺われます。ところが、悲しいことに、面白くないのです。ページがまったく前に進まないのです。どうしてなのでしょう?街自体はあれほど観光客がおとづれるわかりやすい場所なのに?これは、相性の問題なのでしょうか?ところで著者は、同じ中公新書のあの”ステファン・ツヴァイグ”の著者のご子息なんですね(あとがき)。確かに、この2冊の間には共通するものがあります。
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