出版社からのコメント
好評シリーズ最新刊。高校教育から大学教育への橋渡し(ブリッジ)を図る新感覚の入門シリーズ。医事法の考え方の根本と必須知識に的を絞った基礎づくり用の入門書。各講は【1】CASE設題⇒【2】問題の所在⇒【3】判例・学説のポイント⇒【4】今後の展望⇒【5】ステップ・アップ と統一され、読み易く配慮。
抜粋
(はしがきより)人間が生きていくうえで、医療を抜きにしては語れない時代になっている。しかし、医療と法に関する学である医事法学は、新しい学問であり、体系も学習方法も決まったものがあるわけではない。本書は、「ブリッジブック」の一連のシリーズの基本的スタンスである「学部レベルの入門的な書」を目指した医事法の入門テキストであるが、学びやすさを考えた結果、スタイルとして事例方式を思い切って採用した。医事法を学ぶ人々は、法学部生だけでない。他の学部でも、名称はともかくとして、教養的教育科目として取り入れられている大学も増えつつある。医学系ないし看護系の大学(場合によっては専門学校)にも最近は、医事法ないしそれに類する科目が設置されつつある。医療現場で、あるいは独学で医事法を学びたい人々も増えている。
以上のように広く読者のニーズに応えるため、本書は、各講で具体例(CASE)を設定して、学説や重要判例を噛み砕いて取り入れつつ問題点を分かりやすくかつ正確に整理して、どのように考えていけばよいか、その「考え方の道しるべ」を示し、さらに深く学びたい読者のために、諸外国の動向も視野に入れて「今後の展望」や「ステップアップ」を用意している。扱うべき基本問題は、大体取り上げることができたが、入門書としての性格上、割愛した項目もある。また、読みやすくするために小項目を多用するなど、随所に工夫を凝らした。いずれにせよ、本書は、医事法をはじめて学ぶ人々が通常の講義で活用できるのみならず、演習書としても、あるいは自習書としても活用できるものと期待している。