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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
驚くべき解釈,
By ruria (横浜市) - レビューをすべて見る
This review is from: ブラームス 3つの間奏曲 作品117・ラプソディ 作品79 他 (CD)
グルード、アファナシェフと聞き比べると、音楽の深いところで何か訴えかける曲の解釈を感じた。それぞれ強烈な個性を持つピアニストだが、このポゴレリチの演奏は格別だ。遅いテンポでびっくりするのがまず第一。それからその解釈に隠された何かが心を動かす。それが何なのかは、正直、感覚としか言いようが無い。
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ポゴレリチ時間。,
By
This review is from: ブラームス 3つの間奏曲 作品117・ラプソディ 作品79 他 (CD)
ポギレリチのアルバムは、スカルラッティ、ハイドンに続いて3枚目。目当ては、グレン・グールドが弾いて有名にしたブラームスの「間奏曲 作品117 第1曲」。 グールドの演奏は「ピアノで瞑想する」などと賞賛されたもので、彼の場合、どこをどう切ってもグールドの音楽になっている。 それは現代的な自意識が横溢していて独創的なのだが、聴き続けることは難しいし、心地よく聴くこともなかなかできない。 ポゴレリチの場合、どんな曲を聴いても、まず感じられるのは、純粋で芳醇なピアニズムそのもの。 その響きが耳に入ってくること自体が、嬉しいという思いになる。
7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
天才が彩るブラームスの官能,
By 円矩 "洒ガール" (千葉市) - レビューをすべて見る
This review is from: ブラームス 3つの間奏曲 作品117・ラプソディ 作品79 他 (CD)
この人、「天才」であることは間違いない。その音における明度はやや低めに保ちながらの、彩度のコントロールの巧みさは群を抜いている。「夜のガスパール」では、今までの明度が上がりがちな演奏にない、ビビットなラベルの世界を演出した。 レパートリーは某評論家いわく村正の妖刀のあのホロビッツと重なる部分が多い。 タイプ的にブラームスはどうかな、と余り期待せずに聞いたのだが、これほど、美しいブラームスははじめてだ。かれの音楽がここまで彩度高く、しかもリリックに演奏されたのは初めてではないか。時にバッハのように、時にプーランクのような世界さえ想起させる音響世界。ブラームスの純粋かつむっつりとした官能性を最大限に引き出しているといえる。この彼の豊か過ぎる表現力はその輪郭を容易につかめさせない。50歳を前にして、妖刀ゆえの感覚の消耗による、骨董品にならないよう願うばかりだ。
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