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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ブラームスの哀感と情熱の傑作,
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レビュー対象商品: ブラームス:チェロソナタ集 (CD)
ブラームスの二曲のチェロソナタは作曲時期が二十年程離れている。第一番はまだ最初の交響曲が作られる以前に、第二番は四つの交響曲すべてが作曲された後の晩年にそれぞれ作曲された。前者は三楽章形式の短調の物悲しい曲で、後者は四楽章形式の長調の大らかな情熱的な曲であり、これに似た他の作品としてブラームスの二曲のピアノ協奏曲がある。これも前者は三楽章の短調の曲で、後者は四楽章の長調の曲である。加えて、それぞれの第一番作曲の過程にはシューマンの悲劇的な死とブラームスの母親の死が少なからず関わっている。これらには直接の相関関係はないが、このように対照的な曲を同じ分野で作曲している事がブラームスには多く見られる事は事実である。それが彼の人格をありありと物語っているのではないだろうか。この二曲のチェロソナタにも第一番の内に沈む内向的な性格や第二番の雄渾で情熱的な性格はまさにブラームスの深く矛盾を抱えた性格を示すものに他ならない。しかし、それらが純粋に芸術に昇華されて、彼にしか表現し得ない比類のない結晶として聴く者の心に深く響いてくる。第一番の第一楽章や第二番の第二楽章など、苦悩と悲しみを背負った人間が時に垣間見せる柔和な優しさの光の如き輝きに溢れている。ブラームスの曲は総じてそういった趣の曲が多いが、チェロとピアノという交響曲のように壮大で派手ではない室内楽の中にあって大変味わい深く、親密な情趣を湛えているこれらのソナタは作曲者と一対一で会話するかの如き錯覚に陥るような珠玉の作品である。 演奏者のロストロポーヴィチとゼルキンはこれらの曲を真摯にかつ大変ロマンティクに演奏している。スケールの大きく豊かなチェロと誠実で繊細さを秘めたピアノは調和して、ブラームスの世界を見事に再現している。今年、ロストロポーヴィチは他界したが、このような演奏を残してくれた事にただただ感謝したい。彼への追悼の意味でも静かにじっくりと耳を傾けていただきたい。
28 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
朝の運動,
By うみぼうず (東京都港区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ブラームス:チェロソナタ集 (CD)
元気なおっさんたちが微笑んでいるジャケットに惹かれ買ってしまったがやはり楽しそうに弾いているのがなによりで聴きやすいです 音の世界にに没頭するというよりはおっさんたちのいい音を聞いているという感があります。
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