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そう感じた理由は、「第5章 ブランド・パーソナリティ」にある。
この「隠された原因変数」こそ、広告費と並んで、ブランドの
認知率や記憶率や好意率を大きく左右するものであろう。
何故なら人間にとって、物事を自分に似せる手法すなわち「擬人化」は、
自己の認知や記憶を強化するのに、たぶん最適だと思えるからだ。
また同章で著者が依拠しているのは、スタンフォードのジェニファー・
アーカーによる実証研究であるが、本研究も、さすが、あのケビン・
ケラーの懇切な指導下に行われただけに、水準は抜きんでている。
先行諸研究をしっかり押さえているし、かつ因子分析を上手に使って
いる。
ブランドと言えば、ワケの分からない「思いこみ」や「勘違い」が
横行する分野ではあるのだが、その中で同章は、異彩を離っている。
ぜひ日本のマーケッター諸氏にも、仕事の指針にしていただきたい
ものだ。
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