本書は味や機能にはほとんど差がないと思われる商品がある名前を名乗るだけで競合商品の何倍もの値段で飛ぶように売れていく秘密に迫ったものである。ブランドの魔力が生み出す現象については「神話のマーケティング」と呼ぶ人さえいると言われ,学者,マーケティングの専門家でさえお手上げだという。
本書が挙げるブランド構築のポイントは「よい商品が競争に勝つ」「ライバルのヒット商品を真似しないと遅れをとる」など5つ。長年のコンサルティング活動で身につけたノウハウを余すところなく駆使し,スッキリまとめている。マーケティング担当者の必読書である。 (ブックレビュー社)
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で、読んでもしょうが無いか、というとさにあらず、ブランド管理に携わっている、これから携わるという人にとっては必須の書籍だと思う。
ただしわかりやすさを優先した結果、一種の暴論になっている部分も多く、従って読者は次の2点を注意した方がいいだろう。
1つ。
22という数字は、同著者の「マーケティング22の法則」にむりやり並べるためのもので、重複が多い。だから「法則16と法則17はどこが違うんだああああ」と悩む必要は無い。同じに見えれば、同じ法則と考えていい。多分8つ程度に整理されてしまうと思う。
2つ。
経営科学全般に言えることだが、これら法則を日本においてそのまま適用できると考えないほうがいい。例えば法則7ではロレックスの品質とブランドは関係が無く、品質がよくなくてもブランドは維持されるだろうと指摘しているが、いかにも目の粗いアメリカ的な思考である。
日本において、ブランドは品質を包含した「便益に対する保証」を記号化したものであって、品質を切り離してブランドを構築できるという考えは日本では無理だろう。
こういった点を踏まえて、つまり一種の劇薬だと思ってさえいれば一応目を通す、考えるというのは非常に有益な本だと思う。
また、実務者にはちょっと物足りないかもしれないが、入門者には
お勧めかと思う。
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