シエラレオネの内戦を描いた映画です。監督は"LAST SAMURAI"のエドワード・ズウィック(Edward Zwick)。タイトルは別名「紛争ダイヤモンド」とも呼ばれ、紛争地域で兵器購入などの資金調達の目的で不正に取り引きされるダイヤモンドを指します。
最初はお金が目的の調子いい武器商人に見えたダニー(ディカプリオ)が、アフリカ生まれの白人で、優秀な傭兵あがりであることが明らかとなっていきます。このダニーと大きなダイヤの原石を見つけて埋めたソロモン、女性ジャーナリストのマディーの3人を軸に物語が展開します。アクションシーンとダニーの心の変化が見どころです。
銃弾を受け、生き延びられないと悟ったダニーが、アフリカの象徴であるオレンジ色の土をつかむシーンが印象的でした。大金を手にしてヨーロッパで暮らすことを夢見ていたダニーにとってみれば、夢が破れた瞬間ですが、そこに無念さはなく、自分が生まれたアフリカの大地に帰ることを覚悟した潔さ、心の安らぎのようなものが感じられました。
紛争ダイヤモンドをなくすのは、快適な部屋でダイヤを欲しがっている先進国の住人であるというメッセージは重い。娯楽性とメッセージ性がバランス良くまとまった作品でした。エドワード・ズウィックの名前を覚えておこうと思います。この監督はこれからも良い映画を作り続けるでしょう。