2011 年のガーミン・サーベロが、スリップストリームだった時代からガーミンがスポンサーについた時代までを追ったドキュメンタリー映画です。2007 年前後ですね。当時のロードレース中継をみていた方であれば、彗星のように現れたスリップストリームのすばらしい走りは今でも覚えているのではないでしょうか。
私はスリップストリームに対して、突然現れた強豪チームという印象をもっていました。勝手に現在のチームスカイや、少し前のアスタナのように初めから強豪チームとして作られたように感じていたのです。この映画をみて、実はこれは私の知識不足というか認識の誤りであることを痛感しました。チームマネージャーの JV が彼の思いを実現するために、アマチュアチームから育て上げたチームだったようです。これだけの強豪チームを作り上げた手腕はみごとですし、その裏にある一貫した主義主張もさすがという他ありません。一方で、我々日本人だって同じようにツールを走るチームを育てることは現実に可能なのかもしれないとも思いました。
その JV の下でレースを走る選手達の姿も印象的でした。プロのロードレーサーで、危機に直面しなかった夫婦は残念ながら一組もしらない。プロである以上しかたがない、という他ないのでしょうか。我々が選手を応援し、彼らの活躍に期待することが、このような結果に繋がるのは仕方がないことなのでしょうか。