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ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
 
 

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [単行本]

黒井勇人
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (53件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

母の死をきっかけに一念発起、中卒ニートの俺が就職したのは超ダメダメなIT企業――まさに現代の「蟹工船」、史上最強の青春スレッド文学、満を持して刊行!

内容(「BOOK」データベースより)

中卒、元ニートの俺、(プログラ)マ男が就職したのはダメダメなIT企業。責任感のかけらもない上司と超使えない同僚、ありえない納期を押しつける取引先に囲まれて、一体全体…まさに21世紀の「蟹工船」、史上最強のワーキング・プア(笑)が放つ、スレッド文学の進化型。

登録情報

  • 単行本: 413ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/6/26)
  • ISBN-10: 4104715212
  • ISBN-13: 978-4104715213
  • 発売日: 2008/6/26
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (53件のカスタマーレビュー)
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59 人中、52人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 ヒューマンライフとは(若干ネタバレ含む), 2010/7/27
レビュー対象商品: ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (単行本)
この大不況のご時世に日々悩まず生きている人なんて居るのでしょうか。「ブラック会社」というキーワードでヒューマンライフ物を作れば多くの人が何らかの共感を抱くはずです。この映画のコンセプトとしていい「商品」になったのでしょう。

ただ、言いたいことがあります。

この手の話を片面からの王道ストーリーに仕立て上げてしまうのは宜しくない。フィクションかノンフィクションかはどうでも良いですが、この話は主人公の一つの答えでしかないということです。それは当然のことですが、この映画の与える「勇気」「希望」「活力」も観る人によって更に追い込むことに成りかねません。特にどんな劣悪な環境でも前向き思考変換して自分を追い込む方には「死亡フラグ」です。変に勘違いを与える可能性が高いです。ブラックはブラックです。「もうあとがない」「辞められない」「苦しくてもやるしかない」この社会を生きている以上誰もが直面し実感することですが、それにも限界があります。
自分を誤魔化し追い込む先で、心が折れてしまったらどうするのでしょうか。会社は面倒なんか見てくれません。自分に厳しく向き合う人ほど、折れてしまった時の「傷」は深く、人生の歯車を大き狂わしかねません。 物語に登場した中で一番危険に感じた人物は主人公を励ますあの方。彼は実に優しい、それ故に「馬鹿」です。なぜならば、彼は主人公にブラック会社で頑張るきっかけを与えてしまったからです。他の社員はあからさまに陋劣な振る舞いをして、ブラックらしさを体現していますが、彼は無責任な優しさで彼の心の支えになってしまいました。特に主人公は自分に負い目を感じており、「変れるチャンス」だと思っています。そんな彼にブラック会社で安易に希望を与えるのは真の鬼畜だと感じました。 この物語は都合の良いところで終わっていますが、現実はそうではありません。数年後の主人公はどうなっているでしょうか。おそらく肉体的にも精神的にもボロボロです。これがこの「ブラック会社」というキーワードのヒューマンライフの真実の終わり方ではないでしょうか。
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312 人中、265人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 実話にしても創作にしても、面白い。, 2008/7/16
レビュー対象商品: ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (単行本)
書籍にした意味がわからんという意見が多いけども、俺には意味があった。
なぜなら、この話を知らなかったから。

たぶんここで意味がないといっている人はネット環境が身近にあり、ここでここにアクセスしているくらいだから簡単にタダで読める。
でも、これに出会わない人はたくさんいる。
そういう人には面白い本だと思う。

確かに出来すぎてはいるけども、それが事実ではない証拠も無いし、事実じゃないと感情を冷めさせる必要もない。
バカな笑い話から始まって、人間関係が複雑になっていき、いつの間にかのめりこんでしまう。
評価が低い理由に「作り話だ」「タダで読めるのに」というのは本書の価値とは違うんでないの?読み物としてどうだったのさという感じ。

俺は、久しぶりに徹夜で読んでしまうほど面白かったよ。こんなにのめりこんだ本は久しく読んでいない。
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 2ちゃんねるの形式で語ることの可能性, 2010/1/6
これが掲載された板は「vip板」。この板は2ちゃんねるでも屈指のノリの良さがあり、やたら「www」が多い。この本の内容は相当苛酷なものだけれど、スレ住人の「www」といった雰囲気によって、コミカルな物語として受容することができる。

ちなみに、これと全く同じ内容の物語を、普通に純文学の形式で描ききったならば、それは「現代の若者の置かれるシビアな現実を描いた作品」として評されると思う。ところが、2ちゃんねる(とくにvip)では、このような不幸でさえも、ある種のネタとして、コミカルな喜劇として受容することが可能になる。

普通に考えて、このブラック会社はハードだし、辛い。だが、それを2ちゃんねるの形式で語ることによって、笑いが生まれ、ちょっと感動したりもする。

「www」のように、読み手の合いの手が入る物語(つまり書き手と読み手のセットで成立する物語)が、今後どのような広まりを見せるか楽しみに思わせてくれる一冊だった。
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