テレビドラマは、原作のイメージと合っていようがなかろうが、
その時の話題性重視でキャスティングされることが非常に多い。
何年か経って、話題性が関係なくなってから見ても「あぁ、素晴らしい作品だ」
と思えるような良質な物を作ろうという気があるのか甚だ疑問に思う。
結局は、ビジネスなのだから、今の仕組みでは視聴率主義になってしまうのは
仕方のないことなのかもしれない。
この「ブラック・ローズ」は、こういった視聴率至上主義を痛感する話です。
「無間地獄」「黒い太陽」など、舞台や人物像は異なっても、主人公に共通する
「自分の目的のためなら、どこまでも冷徹になり突き進む」という、新堂さんの作品
によくみられるパターンでした。
自分は、新堂さんのこの手の作品が好きなので、夢中になりあっという間に
読み切ってしまいました。
「無間地獄」「炎と氷」などの金融ものや、「殺し合う家族」のように
凄惨な作品と比べると、女性でも読みやすいかと思います。