クィネルの十作目にして、クリーシィシリーズ四作目。チーム・クリーシィが前作以上に
大活躍するが、特にマキシー・マクドナルドが輝きを見せる。舞台はジンバブエと返還
前の香港。ジンバブエでキャンプ中の一人娘が射殺され、母親の大富豪グローリアは
グレインジャー上院議員を通して、クリーシィに復讐を依頼する。偏屈者のグローリアに
悩まされつつも、マキシーの協力を得て、現地に乗り込むクリーシィ親子。スリリングな
ジャングルでの戦闘は見所。そしてクリーシィは事件の意外な背景を知ることになる。
それにしてもクィネルさん、いくら復讐の理由が必要だからって、そりゃあないでしょう。
あまりにも残酷じゃありませんか。後味が悪いですよ。この調子でいったらクリーシィは
死ぬまで復讐しなきゃいけなくなりそうだ。これまでの作品と同じく、実在の組織として
登場するのが「三合会14K」。三合会とは簡単に云えば香港マフィアのことだ。日本の
ヤクザにもいろいろいるように、三合会にも57程度の組織があり、その中で最大勢力を
誇っているのが14K。悪の巣窟の完全破壊に出向くチーム・クリーシィが再び集結する。