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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
 
 

ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質 [ハードカバー]

ナシーム・ニコラス・タレブ , 望月 衛
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

■人間には不確実性を扱えない根本的欠陥があることを解明!
原書が刊行されたのは2007年4月。前著『まぐれ』同様、発売直後から、人間の思考プロセスに潜む根本的な欠陥を、不確実性やリスクとの関係から明らかにして、経済・金融関係者の話題をさらった。さらに、「サブプライムローン危機」が発生すると、「誰一人予想もしなかったインパクトのある事象」が起こる原因を原理的に明らかにした書として爆発的に読まれ、全米で150万部超の大ヒットを記録している。

■「ブラック・スワン(黒い白鳥)」とは何か?
むかし西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。そのことを疑う者など一人もいなかった。ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。
「ブラック・スワン」とは、この逸話に由来する。つまり、ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味である。タレブによれば、「ブラック・スワン」には三つの特徴がある。一つは予測できないこと。二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすることだ。

■世界の見方を変える書
私たちは自分で思っているほど実際には物事をよくわかっていない、とタレブは言う。彼はそんな現象を長年研究してきた。私たちはどうでもよくて取るに足らないことにばかり気をとられてしまう。そして相変わらず重大な事件に虚をつかれ、そんな事件が私たちの世界を形づくっていく。
本書でタレブは、私たちにはわかっていないとわかっていることのすべてを語る。「ブラック・スワン」に立ち向かい、それを利用できる驚くほど簡単な方法を提示する。本書の衝撃的な内容を読めば、世界の見方は一変するだろう。

■下巻の内容
第2部「私たちには先が見えない」では、将来を扱うときの間違いと一部の「科学」のよく知られていない限界、さらにそうした限界をどう扱うのがいいかを説明する。第3部「果ての国に棲む灰色の白鳥」では極端な現象をさらに深く追究し、ベル型カーブ(壮大な知的サギ)がどんなふうにできているかを説明する。また、自然科学と社会科学の分野で「複雑性」と呼ばれて乱暴にひとくくりにされているアイディアを見ていく。第4部「おしまい」はとても短い。下巻には「用語集」、きわめて詳細な「注解」ならびに「参考文献」を付す。

内容(「BOOK」データベースより)

未来予測を切って捨て、経済学とファイナンス理論を根底から揺さぶり、ベル型カーブでは扱えない不確実性の核心に迫る。

登録情報

  • ハードカバー: 352ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2009/6/19)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4478008884
  • ISBN-13: 978-4478008881
  • 発売日: 2009/6/19
  • 商品の寸法: 19.6 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By walkingdictionary VINE™ メンバー
形式:ハードカバー
  上巻から読んでいると、自画自賛、他者批判ばかりで、さらに文章も、途切れ途切れで、素人に対しては説明も不十分。とてものめり込めるような代物ではない。読書を楽しむという点からすると、あまりお勧め出来ない本だ。しかし、この本で指摘されていることは、非常に本質的で、極めて重要である。著者は金融の世界の人で、金融業界に本質的欠陥があることは、リーマンショック以降の金融危機で誰の目にも明らかになった。しかし、著者も指摘しているように、永らく慣れ親しんだ間違った理論から離れるのは実際には難しいようだ。さらに悪いことに、情報システムが蔓延している今、同様な数学のテクニックは、金融以外の様々な分野にも波及しようとしている。もちろん、著者が批判しているベルカーブを使ったテクニックが適用可能な分野も多いし、そうした場面に使われるのは良い。しかし、これらの数学は、ソフトウェア内に内包され、その本質的な限界性も理解しない人たちが、不適切なデータに対して、コンピュータでマウスとクリックして適用し、不適切な結果を出してしまおうとしている。つまり、今、世界は、著者の批判している悪い方の黒い白鳥によりさらされようとしているのだ。
  より読みやすく、人々を夢中にさせてくれる類書が出ると良いのだが、とにかく読みにくいから、やや著者の態度に腹が立つからと途中で辞めず、手に取ったからには最後まで読み終わって欲しい。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 佐倉ごるふ トップ1000レビュアー
形式:ハードカバー
下巻には、膨大な文献と用語解説、索引を収録。それにたくさんの人への謝辞
で、見た目の3分の2程度が本文。ああ、よかった。そうでなくても
読みにくい文章(きっと原文が)が延々と続くのに。

というのが、まず印象。とにかく、「悪文」であることは間違いない。
難解な内容と解読型の文章。これがベストセラーというのは、よくわからないが、
それはさておき下巻です。

上巻では、自身の生い立ち、半生と、黒い白鳥という「事象」を
の本質と、それを決して予測できない人間の本性を洞察。そう、
紹介でもなく分析でもなく、深い思索でした。つまり「洞察」。
実証主義哲学者や数理哲学者、数学者、物理学者をさまざまに
引用し、編集しながら、起こってしまった「黒い白鳥」を
人間が跡付へで説明することの愚と軌跡を解明していきました。

下巻では、上巻でも不信感をあらわにしていた、いわゆるベル型カーブ、
平均や相関、標準偏差などの確率統計学的な思考パターンがいかに
あてにならないかに多くのページを割いて解明し、複雑性の科学にも
踏み込んでいく。

要するに、著者、タレブは、人間の認識の限界を認めず、突発的に
発生した「黒い白鳥」的森羅万象をもしたり顔で、説明する、人間性への
不信感の警鐘を鳴らしている、ということなのでしょうか。

正直言って、真意がよくわからないけど、知的興奮を得られるの書。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
筆者タレブは相当達観している。ある程度今まで本は読んできたつもりだし、それなりにデータに基づいて将来を予測できるという思いはあったが痛快にケチらされる事となったw

タレブの言う'ブラックスワン'とは?

むかし西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。そのことを疑う者など一人もいなかった。ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。

以下の3つの特徴を持つ。

1.予測できない事
2.非常に強い衝撃を与える事
3.いったん起こってしまうと、いかにもそれらしい説明がでっち上げられ、実際よりも偶然に見えなくなったり、あらかじめ予測可能だったと思えたりする事。

例に挙げられている最近の事例は
911のテロ、08年の金融危機、そして毎年どこかで起こる巨大自然災害etc..

私たちが過去のデータや事例から未来を予測する事は難しい。しかし、それをわかっている人間は多くない。タレブの言うところの未知の未知。

事実、アナリスト、エコノミスト、トレーダーの予想はそうしたブラックスワンを考慮に入れていない、故にその外れ値は大きすぎる。仮にあたったとしてもその割合は、予測数全体の極めて少ない割合だ。少ない事例にも関わらず、認識しやすいという点において論理だてられた話は人々が好む。その割合がどれだけ小さなものだとしても。

後からの理由付けはいくらでも可能だ。理由付けられた話しは人々の頭に残りやすく、前もって予測も可能だったかのような錯覚に陥る。

仮に成功する起業家、億万長者の資質を研究した本を読んでみよう。そこには成功者の共通項としてこうした事があげられる、勇気があって、リスクを取れて、楽観主義で、云々...一方同じだけの資質を持った人間がどれほど歴史上から葬られたのか...?その違いは何だ?純粋に運以外の何ものでもない。

統計・データをみるときはそれに何が含まれていないかを考えることが重要だ...

とはいえ、ある程度モデルは単純化しないと考えにくいし、人に伝えるのも難しい。筆者は相当浮世離れしている。なにせテレビも新聞も数十年間見てないという程(無意味という結論に至ったらしいw)

私らが認識出来うる範囲外の要素が多く複雑に影響しあうため、未来は不確実だ。

それを踏まえてどういうリスク対策を進めていくべきか。考えさせられる一冊。

とりあえず下巻を読んでみようっと☆
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黒色と灰色と白色と
黒色と灰色と白色と

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