「ブラックジャック」に興味を抱いたのは最近で、日本テレビのアニメからでした。私が生まれた時に連載されていたとは驚きでした。ただ高額な治療費を取るだけの「もぐり医者」では決して無く「命」や「生命倫理」というものに対して何かを訴えている作品だなというのが第一印象でした。
アニメの影響で原作を読んでみると何処かリアルで今にも通じる「命の尊さ」「人として何を大切にするのか?」等の問題を考えさせられる節があります。ピノコの存在が場面を柔らかくしてくれます。ブラックジャックの台詞に手塚先生の考えや人生観も垣間見ることが出来ます。
この本に納められている「ハリケーン」という作品のの内容は「命」というものについて登場人物がそれぞれどの程度重要視しているのか、「生きる」という事へのモチベーションの違いなど改めて当たり前なことについて考えさせられます。
この作品は私がこの巻で一番好きで考えさせられました。
またシビアな場面でもクスッと笑える場面があることや、いろいろ考えさせられる場面がありました。今現在、放送されているアニメと一緒に読むとさらに楽しめるかと存じます。昔の名作は現在でも名作といわれる理由が判るような気がしました。