BRICsの一角を占めるブラジルの「現状」についてまとめた一冊。
中身を一部紹介すると・・・
・ブラジルが伸びる理由
(食糧・エネルギーを自給可能。その上、鉱物等の資源も有。
工業でも飛行機や自動車や石油採掘の有力企業有)
・ブラジルのリスク
(レアル高、インフレ懸念、大きな政府志向に伴う支出の増大。
インフラが足りない)
・ブラジルの(外資を含む)有力企業
(外資が何を行っているか?という点が一覧できるのは便利)
・カントリーリスクをどうやって克服したのか?
(デノミの実施とアルゼンチンの様なデフォルトを行わなかったことで
対外信用を維持した)
・現政権(第二次ルーラ政権)の概況
(貧困層の底上げを第一義にしている。その政策故に国民の多数を
占める貧困層の支持が強く政権基盤安定)
・・・等になります。
ブラジルの現状を知るには良い一冊なのですが、ちょっと駆け足ペース
なので(中央銀行の月報等から引っ張ってきたデータ等も有り、この点は
有益)ちょっと踏み込みが浅い感を受けたのです。
換言すれば新書で出す内容をハードカバーにしてみました、という感想
なのです。それ故に、コストパフォーマンス的にもちょっと辛い。