私はいわゆる『観るだけ』のバレーボールファンです。
けれどもこの本は、素人の私でもとても読みやすく、かつ面白く読めました。
『ブラジルバレーは何故強いのか?』ではなく、『ブラジルはどうやって強いバレーを作り上げていったのか?』という視点から取材がなされていて、どの項目も興味深かった。
特にインタビュー記事は大会などではとても聞けないような日本に対する率直な発言もあって、思わずうなずきたくなるものばかり。
ブラジルのバレー環境について理解していくにつれて、日本バレーの現状の問題点まで見えてくる、そんな本でした。
テレビで見るだけでは漠然としかわからなかった日本バレーへの疑問やもどかしさに、少なからず形を与えてもらった気分です。巡り会えて本当によかった。
…、私のような観るだけの素人なんかとは比べ物にならないほど、日本でバレーボールに深く関わっているような方々がこの本を読んだら、一体どんな感想を抱かれるのでしょう?
ブラジルが70年代の日本バレーをスタート地点にしていることを単純に喜ぶのでしょうか?
それとも、70年代のバレーをゴール地点にしてしまったが故の日本の現状に危機感を抱いてくれるのでしょうか?
興味深いです。