日本でもすっかり知られるようになった「ハロウィン」。
亡霊と魑魅魍魎が跋扈する不気味な気配の漂う秋の夜長に起きた奇妙な物語が4編。
どのエピソードにも意外な展開や適度なショッキングシーンが盛り込まれていて正にハロウィンの夜に相応しい作品になっております。
日本未公開の作品ですが、アメリカでも諸般の事情から公開が見送られてDVDでお披露目となった模様。
しかしながら、口コミで評判が広がり人気は上々。
たしかに「上質のホラー映画」として今後、ハロウィンの定番作品となる可能性もありそうです。
4つの物語からなるとはいっても「オムニバス映画」にはなっていません。
それぞれエピソードの登場人物や場面が別のエピソードにつながっていたり、その一部に織り込まれています。
おかげで各エピソードがぶつ切りにはなっておらず1本の映画として関心が途切れることなく見ることができます。
これは脚本と演出力を問われる手法だと思うのですがこれがデビュー作となるマイケル・ドハーティー(脚本も)の名前は覚えておいて損はなさそうです。
不条理な殺人、人狼テーマ、モンスターテーマ、亡霊による復讐などが描かれています。
ゴア描写こそ控え目ではありますが(一応メジャー製作ですからね)意外とモラルを無視した内容になっていて結構、ホラー度は高い。
ショッキング描写もサスペンスの盛り上げも堂に入ったものでちゃんと怖がらせてくれます。
最近主流の「生理的嫌悪」ではなく「演出によるホラー描写」を目指しているだけでもポイントUpですね。
それとCGではなく「手作り感溢れまくりの特殊メイク」を全面的にフィーチャーしている点も評価しなくちゃね。
ジャケットに描かれている、ゆるキャラ(?)「サムくん」による狂言廻しも楽しく、
男性ホラーファンだけでなく女性にもおススメしたいですね。