登録情報
|
多くの登場人物も同じである。みな悩み、苦しむ。それを克服するために修行をしたりする。中には堕落してしまう人もいる。善人だって間違える事はあるし、悪人だって改心する事もある。みんな人間だ。
「ブッダ」は釈迦を題材としているが「アドルフに告ぐ」や「陽だまりの樹」同様に人間の苦悩との戦いを描いたものだと思う。ブッダの言う「人の心の中にこそ神は宿っている…だれだって神になれるのだ」というのは人間に希望を託すヒューマニスト手塚治虫のメッセージであろう。
しかし、仏教をすでに学んでいる方にはわかると思いますが、この本には作者の意図によってアレンジがなされています。釈尊仏法の入門書として読み始める方は、若干アレンジされているということだけは忘れないで下さい。
この本は仏法について奥深く学んでいくきっかけとなる最高の本です。仏典を毎日読んでいる方々も感動できる本だと思うので、ぜひ一度は読んでみては?
もし手塚治虫の思想とか哲学という言い方が可能だとすれば、私はこの「ブッダ」においてそれが一番見事に表現されていると思います。読者はここから、「火の鳥」や「ジャングル大帝」「ビッグX]その他、お気に入りの他の作品を連想されることでしょう。そのストーリーや手法、愛らしいキャラクターなど多くの意味で、「ブッダ」は手塚まんがの集大成と呼ぶにふさわしい傑作だと思います。大変長い作品ですが、活字人間の方たちをも充分満足させる充実した内容です。
童心に返って手塚治虫の世界にじっくり浸ってみるなどという贅沢は、私たち日本人にだけ与えられた特権です。大いに満喫しましょう!
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|