第3部第4章から第6章です。
出家してからのエピソードが続きますが、主には苦行でしょうか。悟りを開くまでもう少しというところですが、そこまでのプロセスが大事で、シッダルタは様々な経験をします。
また、マガダ王から「ブッダ」と名付けられるというエピソードもあります。
そんな中で、一つ気になるシーンがありました。
修行途中仲間であるアッサジが自分の死ぬ日までを数えているのを知るところがあります。自分の死の日を待つというところでブッダは、「約束された死ぬ日を待っている気持ち。ああ…もし私あら気が狂うだろう」「私は死ぬことがたまらなくこわいんだ」と言います。もちろん人間は誰もが同じような気持ちを持つのでしょうが、これは実は手塚治虫自身の心情だったのではないでしょうか。そんなことを考えながら、読んでしまいました。