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63 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「心が物質を作る」なんて・・・・この本は面白い,
By arika106 (宮城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ブッダの実践心理学 (アビダンマ講義シリーズ―物質の分析) (単行本)
長老の「アビダルマ講座」の音声記録を聞く機会があって、よく判らなかったのでそのテキスト「アビダンマッタサンガハ(日本語訳)」を買ったが、アビダルマ入門書とはいいながら正直言って大変に難しい本だと思っていた。ところがその講座が本になったので早速読んでみたらとても判りやすい。原本では心の分析から始まるのであるが、長老はあえて物質の分析から始められており、現代人にはそのほうが判りやすいだろうとの配慮である。例えば「物質のおこり方(色の起因)」について原本(日本語訳)では1ページ足らずのものが43ページにわたって詳細に説明されているが、「物質がこころから作られる」という所が面白い。膨張宇宙やら収縮宇宙など、それも一つの宇宙の始まりから終わりはほんの一劫年に過ぎない。それが無限に繰り返されているという仏教の世界はなんとも壮大である。 しかしながら残念に思うのは索引である。パーリ語でのチッタやルーパはあるが、肝心の日本語索引で「心」や「色」がない。というのは日本テーラワーダ仏教協会のパーリ語にふれて以来、漢訳での仏教用語辞典は仏教理解の妨げになりそうなのですべて処分してしまったからである。昔の中国での用法と現代日本語での用法が違う事が判ったからである。この本のシリーズが完成するまでには、その索引にもう少し力を入れてもらえれば、これほど仏教用語の意味が判りやすく説明されているものはないと思うからである。常に手元において調べるのにも重宝する本になろう。 それにしてもスリランカやミヤンマーではこの原本はアビダンマ入門書として子供の時に読むべき本であるという。今までアビダルマについてはその難しさもさることながら、大乗仏教の始まりではないかという偏見があって、見向きもしようとしなかったが、見直したい。
30 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
次元が違う実践心理学,
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レビュー対象商品: ブッダの実践心理学 (アビダンマ講義シリーズ―物質の分析) (単行本)
実践心理学というとNLPとかコールドリーディングなどを連想される方も多いのではないでしょうか?この本は「なんとかうまいことやって(他人をだましてでも)自分が優位に立てればいい」という内容ではありません。西洋学的な心理学ではなく「心のありかた」や「万物のありかた」が書かれています。記述は非常に読みやすく、しかも考えさせられる深さをもっています。論理的に物事を突き詰めていくような西洋哲学の本もたくさん読みましたが、著者の頭の良さには敬服するものの読み返してみたくなる気持ちにはなれませんでした。これは理屈抜きにすばらしい本だと思います。底の浅いビジネス書や成功本ものを読んで「うまくやるって本当にこういう事なのかな?」と感じてしまう方には特にお薦めです。同著者の「怒らないこと―役立つ初期仏教法話」を先に読まれるといいかもしれません。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人格の向上。,
By ciona (宮城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ブッダの実践心理学 (アビダンマ講義シリーズ―物質の分析) (単行本)
日本テーラワーダ仏教協会のアルボムッレ・スマナサーラ長老の著書「ブッダの集中力」に初期仏典を読むと心が清らかになり集中力もつく、 とあり、いろいろと初期仏典を読み漁っているのですが、 この本の帯にも人格が向上するとあったので、 読みました。 人格が向上したかどうかは分かりませんが、 今まで頭にきたことが、 あっこういう立場の人もいるんだなと、 考えられることも出てきました。 中村元さんの岩波文庫の本も読んでいるので、 この本だけの影響かどうかはわかりませんが、 精神的にプラスになっているように思います。 仏法だけでなく、他にも興味深いことが書かれており、 今、第2巻まで読んだのですが、他の2巻も 読もうと思います。
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