何か特別なことが出来ても誰にも言えず、何か思っていても口には出来ず、称えられるべき結果を出しても誰からも褒めてもらえない――。「何も起こらない」を至上の結果とする限り、彼等にあるのはどこぞの弓兵のようにただただ自己満足のみ。不気味な泡さんも、そりゃシニカルな性格になろうというものですよ。
いつものように世界の敵が現れて、異能者達が乱舞して意外な真実が最後に明かされる。いつもの感じでいつもの展開、言っていることは分かるようでやっぱり芯のところでは理解出来ず、でも反論も難しい・・・・・・。こんな展開が今巻でも待っています、つまりは我々読者の待ち望むものそのものが。
読後感もいつものようにカルピスを飲んだが如く、つまりは甘いながらもどこか喉に引っかかるものが残るとそんな感じ。シリーズのファンに、安心してお勧め出来ますです。