アメリカ人ジャーナリストによる暴力的サッカーファン「フーリガン」のレポート。とにかくすごかった。イギリス人ではないと知られるだけで危険なので,言葉(アクセント)も何もかもイギリス人(イングランド人?)の労働者階級になりきった捨て身の取材。著者自身がものすごいものを実際に目の前で「仲間」として目撃しています。イングランド・プレミア・リーグでの大暴れからイタリアでのワールドカップでの大騒動まで。最近は政府もいろいろと対策を講じていますし,第一サッカーファンすべてがこの本にあるようなフーリガンではない(それどころか大部分は善良な労働者階級)ということを念頭に置いて読んでも,背中がちりちりします。フーリガンの話というよりむしろ,群集心理の話として引き込まれました。