発売早々にこの本を購入しました.
卒後20数年目の臨床医(勤務医)ですが,西洋薬で効果が無い時に次の一手として「フローチャート」に従って,何人もの患者さんに漢方薬を処方しました.
女神散,半夏白朮天馬湯,越婢加朮湯などこれまで使ったことのない漢方薬を実際に患者さんにお出ししたのですが,本当に実際に評判が良いのです.
自分が漢方専門医ではないことをきちんと患者さんには伝えます.その上で効果が期待できそうな漢方薬をまず自分が処方し,自分の力が及ばない場合には漢方専門医に紹介しますという説明もします.
漢方専門医は概ね保険診療ではなく煎じ薬での自費診療の診療所で働いていることが多いこともあり,すんなり行きます.
そして「フローチャート」での処方薬の打率が結構高いことを実感します.
卒後20年以上もたち50歳近くなった医師が,漢方の専門書を何冊もひもとき漢方専門医になることを目指すより,専門医でなくとも患者さんに対して少しでも役にたつほうが良いと自分では感じています.
そういうスタンスで診療に従事している臨床医にはとても良い本です.
漢方の専門医の先生にとっては邪道なんでしょうが・・・
白衣のポケットにも入り,消費税込みでも2000円以下です.
アマゾンでは時々品切れになっていますが,ジュンク堂や紀伊国屋,三省堂,文光堂にいけば実物が数冊ずつ置いてあります.