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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
難しい,
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レビュー対象商品: フロム・ヘル 下 (単行本(ソフトカバー))
■暗く陰欝な内容が淡々と進んでいき、精神力を必要とします。コミックを読むというよりは、資料を眺めているような感覚。■何度も読みこまないと緻密に構築されたアラン・ムーアの描く世界で迷子になってしまいます。
27 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
超情報密度の超傑作,
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レビュー対象商品: フロム・ヘル 下 (単行本(ソフトカバー))
切り裂きジャックものなんだけど、けっして正体・真相探しではなく、現に、犯人も目的も最初の方から明らかにされている。では、何が描かれているかといえば、一言で言うならば歴史。それも、あり得たかも知れないなどというあやふやな文言ではない。これまでに無数に発表された切り裂きジャック論、当時の関係者の記録、ホワイトチャペル周辺の風俗を重ね合わせることによって、矛盾のない歴史的事実が構築される。これが偏執的で、登場人物はほとんど実在はしていて、セリフも当時の記述に沿っている。おそらく、背景の看板とかも実際にあったものなんだろうな。 また、ディティールの細かさと相いれないように思えるけど、もう一つの軸であるジャックの幻視が凄まじい。『ウォッチメン』の第4章に匹敵するかそれ以上の神の視点と神の時間。 この、再現された1880年代とジャックの幻視の間に見えてくるのは、20世紀の始まりであり、そして現在。劇場型犯罪、暴走する報道、無神経なヤジ馬、無数の自称ジャックからの手紙……そこだけ取り出しても、現在とまるで変わらない。 自身が20世紀の扉を開いた確信し、神の視点へと昇り詰めようとするジャック。 しかし、ラストはどう解釈するか。『ウォッチメン』同様、ディスカッションしたくなる作品。 巻末の注釈がまた凄くて、本編より時間かかった(笑)。間違いがちょろちょろと散見されたのが玉に瑕で残念。
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