最初に読んだときは、4章でとてもついていけないような
口上が続いて、読んでいるだけで気分が悪くなりそうだった
(4章は途中から多少斜め読みしようとした)のだが、
最後まで読むとそれも作者の狙いだったことがわかるという、
恐るべきコミック。大胆不敵とはこのことだ。
4章末あたりからふつうの読み方に戻って読み進めたが、
振り返って考えると、4章をはじめて読むときは
じつはそのぐらいの加減でちょうどよかったのかもしれない。
5章以降、特に殺人が始まってからは、
思わず移動中も持ち歩いて読み続けたほど一気に読める。
はじめから上・下巻セットで買うことをお勧めする。
上巻だけで読みやめたら、圧巻の10章や、しびれるような結末、
エピローグなど下巻の展開を一目も見ずに終わることになり、
はっきり言ってそれではほとんど意味がないと思う。
とにかく圧倒的にかっこいい! かっこよすぎる!
衝撃の傑作。悩殺されました。
本編読了後に付録を読むとこれがまた、腹立たしいほどクール。
で、付録を読むとまた最初に戻って読み返したくなるのだが、
しかも2度目に読むときは細部の技巧がどんどん見えるようになり、
ますます見どころが増えてくる。