タランティーノとロドリゲスのコンビが放つ奇想天外、過激残酷で能天気ハチャメチャ・パワーで描くSFアクション・スプラッター・ゲテ物バンパィア・ホラー快作(96年作)。
前半は銀行強盗犯の兄と異常変態性欲犯の弟の凶悪コンビが偶々出遭った牧師一家を人質に国外(メキシコ)脱出を計る逃亡劇、後半は辿り着いた僻地の酒場は何と吸血鬼の巣窟であり、凄まじい血みどろバトル活劇と二部構成の内容設定である。
H・カイテル(迷える牧師)、G・クルーニー(筋金入りのヤクザ兄)、Q・タランティーノ(性倒錯妄想癖の弟)の絡みを始め、S・ハエック(スタイル抜群、妖艶な酒場のダンサーで吸血鬼)、T・サビーニ(自称セックス・マシーンの股間にミニ・ピストルを仕込んだ奇妙な男)等、魅力的な登場人物が続々登場、物語進行に伴い異常な盛り上がりと超過激残酷バイオレンス・スプラッター光景が炸裂する。
本作の吸血鬼は吸血と言うより肉皮を食い千切り、犠牲者は即感染するのでゾンビに近い怪物でもある。(弱点は吸血鬼と同じであるが。)やや、掟破りで正統ホラー・ファンは眉唾的かもしれないが、兎に角滅茶苦茶パワフルで予想不能な出来映えは今やカルト・ホラーの一本と言えそうだ。
再発は勿論、BD化も同時発売なので入手するには廉価版で嬉しいところ。