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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まったくもう,
By zero (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: フロスト気質 下 (創元推理文庫 M ウ) (文庫)
このシリーズは本当に芹沢さんの翻訳がうまいと思う。フロストの下品な下ネタもうまーく訳されててニヤニヤしながら読んでしまう。特に下巻は止まることができなくて一気に読んでしまった。読み終わるのがもったいないのだけど、先が読みたい!と思わせる傑作。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一気呵成,
By
レビュー対象商品: フロスト気質 下 (創元推理文庫 M ウ) (文庫)
下巻は息もつかせぬ勢いで、一気に読み終わることが出来た。めくるめく展開でどんどん話が収斂していく過程は、見事の一言でした。
あと2作品しか残っていないとなると速く読みたいという気持ちとじっくり止まっていたいという気持ちが入り交じってしまう。 英吉利らしいジョークに満ちあふれた作品があと二つというのは非常に残念だ。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
フロスト警部とモース警部,
By
レビュー対象商品: フロスト気質 下 (創元推理文庫 M ウ) (文庫)
ウィングフィールド様、ありがとう。昨年7月に79歳で亡くなったあなたは今は天国ですか。遠く離れた日本で、あなたが1995年に英国で刊行した「Haed Frost」をいま、翻訳で読み終わりました。上下合わせて900'nという厚さですが、読み終わったあとは、ああ、終わってもったいない。上・中・下の3巻でもいいという気持ち。創元社さん、早く第5巻「Winter Frost」(1999年)を翻訳してください。
ところで、なぜ、フロスト警部シリーズは面白いんでしょう。第3巻の解説で、推理作家の霞流一氏は、フロスト警部は「メグレ×ドーヴァー」だと書いています。確かに、足をまめに捜査する真面目なメグレ刑事と、おばかで下品なドーヴァー刑事をかけた形ですね。ただ、霞さんも指摘しているように、同じ英国作家コリン・デクスターのモース警部とも似ているところがあると思う。 デクスターはクロスワードパズルの作り手でもあり、彼のミステリーは、推理の「迷彩」が施されている。モース警部が推理を展開するが、その多くは空振りで、失敗しながら真相にせまる。それが、クロスワードパズルの罠のよぬになっていて、主人公の刑事がこう推理するんだから正しいだろうと思うと、裏切られるという、読者を惑わす迷彩になっているのだ。そして、この迷彩は、実は、この事件、こう考えれば、こんな犯人像もあるんだという、複数の回答を提示していることにもなる。ちょうど「毒入りチョコレート事件」のように。 そのモース警部の推理を、フロスト警部は、がむしゃらな足を使った捜査、ひらめき捜査で行う。読者はフロストとともに、現場に行き、容疑者に職務質問をし、ああ、こういうわけかと推理するが、それが何度か裏切られ…という過程を通して、フロストと同時並行的に推理を楽しむのだ。その同時進行、複数推理を複数事件で行う(そういろんな事件が併発するのもフロストシリーズの特徴)それがフロストシリーズの大きな魅力ではないか。 (もちろん、お下劣だが、心はやさしい、一生懸命なフロスト警部のキャラクターの魅力も絶大だが) この作品は、きっと年末のこのミスなどで、海外ミステリーのベスト3以内には入るんでは。
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