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フロイト全集〈4〉1900年―夢解釈1
 
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フロイト全集〈4〉1900年―夢解釈1 [単行本]

フロイト , Sigmund Freud , 新宮 一成
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

総数二七〇作品の執筆年代順配列、思索の核心をなす主要用語の統一、過去の研究を包括した編注により二十一世紀の新たなフロイト像を提示する本邦初の全集。本書はフロイトの主著にして、遙かなる旅路の書である。古今の文献の森を抜けた読者は、夢分析の雛形となる「イルマへの注射の夢」へと導かれ、「夢は欲望成就である」という眺望を手にするだろう。本巻には、夢の源泉へと溯る第5章までを収録。

登録情報

  • 単行本: 417ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2007/3/8)
  • ISBN-10: 4000926640
  • ISBN-13: 978-4000926645
  • 発売日: 2007/3/8
  • 商品の寸法: 22.4 x 16.2 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 後半はまだ出ていません, 2010/4/10
レビュー対象商品: フロイト全集〈4〉1900年―夢解釈1 (単行本)
岩波書店から刊行中のフロイト全集です。
これまで人文書院の「フロイト著作集」はありましたが、全集の刊行は本邦初になります。
フロイトの心理学的著作を年代順に網羅して全22巻の構成になっています。主な底本はドイツ語版全集(Gesammelte Werke)ですが、「失語論」など日本語版のみの著作も含まれています。

岩波書店のホームページでは、全巻予約した方のみに販売されるとのことでしたが、このようにアマゾンや一般書店でも買えるようです。ただ、すでに在庫がなくなった巻もあり、予約せずに全巻そろえたい方は発売ごとに購入していった方がよいかもしれません。
翻訳の信頼度は著作集に比べると格段に上がっているようですので、これからフロイトを読もうという方は、やはりこちらの全集を読んだ方がよいでしょう。著作集は割引販売などされていてお得にみえますが。
全巻で統一された重要な用語は、著作集などで親しんだものとはかなり変更されており、違和感があります。例えば、欲望(願望)、想い出(記憶)、快原理(快感原則)、リビード(リビドー)などです。(カッコ内が従来の訳語)
脚注や書誌事項は、翻訳者にもよりますが、独語版や英語版全集からの引用が多いです。

本巻の「夢解釈」については、フロイトの最重要著作ということもあって全集編集委員の新宮一成氏が翻訳しており、気合いの入ったつくりになっています。しかし、この巻が出てずいぶんたちますが後半の第5巻がまだ出版されていません。
少し古くなったけど文庫版の『夢判断』(高橋 義孝訳)もよいので、全集をそろえようという人以外は買わないでしょうか。

収録著作
●夢解釈(前半)

月報3
フロイトと象徴的親殺し 今村仁司
「苦」から「無」の「明り」へ 小林康夫
超自我と文化=文明化の問題 柄谷行人
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5 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 幼児的願望について, 2007/5/1
レビュー対象商品: フロイト全集〈4〉1900年―夢解釈1 (単行本)
 フロイトは単著としてはじめて出版した本。発刊された当初は100部ぐらいしか

売れなかったが、この本をきっかけにフロイトの下に将来の精神分析家が段々と集ま

るようになった。

 フロイトの論文や本の特徴として他からの引用がほとんどないことが一つ挙げられ

る。それは、精神分析という新しい分野の創始者ということで引用することができな

かったということである。引用なく、あれほどの理論を構築していったことはかなり

大変なことであったろうと思う。

 しかし、本書では最初の方で、今までの夢についての理論や解釈について様々な引

用を多数している。フロイトにしてはかなり珍しいことである。やはり夢という一般

的に存在が認識されているものを扱い、これまでの夢の認識を一新するためには、こ

のような引用も必要だったのかもしれない。ただ、これまでの夢についての研究レビ

ューがやたら長いので、この部分でつまづいてしまいそうにもなってしまう。

 本書の面白くなってくるのはやはりフロイト自身の夢を分析した「イルマの注射の

夢」であろう。自分の夢を赤裸々に開示して、それを分析していくことはかなりの抵

抗のあったことであろうと思う。しかし、この夢の詳細な分析を通して、フロイトは

夢は願望充足であるという命題を打ち出すことができたのである。

 しかし、この「イルマの注射の夢」は確かに願望充足であるが、本書のあとのほう

で論じられるような幼児的願望であるかどうかについてはあまり述べられていないよ

うに思う。どちらかというと社会的な虚勢心や羞恥心が大きいように思う。それでも

、その心性を掘り下げたら男根的・エディプス的な願望に行き着くのかもしれないが。
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12 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 新訳で夢解釈になったことが新しい, 2007/3/23
レビュー対象商品: フロイト全集〈4〉1900年―夢解釈1 (単行本)
今まで夢判断と訳されることが多かったフロイトの基本的論文が新たに訳し直された。訳者の新宮教授の書かれた岩波新書の「夢分析」のですら246ページに「夢判断」と引用されてきた。夢解釈になったのは内容を考えれば訳語の進歩である。鑪幹八郎教授の「夢分析入門」の中で1976年に、この夢判断という訳語について、夢解釈という訳語を提唱されていた。夢占いにも近い素人っぽい、怪しげな要素を感じる気がする夢判断よりはずっと夢解釈のほうがふさわしいと思われる。今後この夢解釈という訳語が定着することを望んでいる。心理や精神医学を専門としない独文学者らの過去の邦訳からフロイト全集が始めて呪縛を解かれていくのであろう日本の現状を象徴する出来事なのかもしれない。 
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