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フレーム憑き―視ることと症候
 
 

フレーム憑き―視ることと症候 [単行本]

斎藤 環
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

映像の“真実”はどこへ行ったか。“リアル”はフレームに宿る。映画・アニメ・漫画などの視覚表現に現れた隠喩構造の変容を精神分析理論と臨床経験を武器に読み解き、解離・ひきこもり時代の症候をあぶりだす。

内容(「MARC」データベースより)

「リアル」はフレームに宿る-。映画・アニメ・漫画などの視覚表現に現れた隠喩構造の変容を、精神分析理論と臨床経験を武器に読み解き、解離・ひきこもり時代の症候をあぶりだす。

登録情報

  • 単行本: 318ページ
  • 出版社: 青土社 (2004/06)
  • ISBN-10: 4791761189
  • ISBN-13: 978-4791761180
  • 発売日: 2004/06
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:単行本
精神科医としてひきこもり問題などの臨床を営む傍ら、ラカン派精神分析の立場からサブカル
批評をも手掛けている齋藤環。本書は主に、2000年代に入ってからの彼の映画やアニメ、
漫画といった表象文化を論じたものを集めた論集だ。

映画、アニメ、マンガのセクションに分かれている。いろんな媒体に長短さまざまな形態の文章
をあつめているため、はっきり言えばまとまりはない。特にパンフレットなどに寄稿した宣伝文な
どの場合もあって、書き流しているなとう印象を受けるものもいくつかある。最初の「弁明」で、
「たぶん私に、映画を語る資格はない」といかにも自信なさげだが、蓋を開けてみればおフランス
な文体でけっこう自信満々に語っているというコントラストは面白いが。

というわけで、本書の中で力の入っているであろう(読んどいていいかな)と思われるのは、二段
組みではなく、『現代思想』や『ユリイカ』など、比較的固い雑誌に寄せた文章だ。アニメ批評の箇
所など、後の戦闘美少女に接続する内容だし、マンガを論じたセクションは文脈病からの問題意
識が引き継がれている。その中でもとりわけ、読むべきと思われるのは冒頭の四編。

ルイス・ブニュエルの『アンダルシアの犬』の「古さ」を例に、抑圧理論からの象徴的読みの失効
をときながらも、それでもなお精神分析の有効性を説く冒頭から、マトリックスの「破綻」を肯定的
にとらえる「象徴界と選択」、押井守の「イノセンス」でのゴーストの設定の謎の意味を説く「身体・
フレーム・リアリティ」。そして、デビット・リンチ。そう、齋藤環はゴダールでなくリンチなのだ。ここ
らへん、おフランスな文体だけど一味ちがう。それだけはわかる。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By satoKO
形式:単行本
映画論は丸で素人の著者が専門の精神分析を駆使して映画分析にどうにか挑戦してみるのですが、しかし、どこを切っても同じ絵柄の金太郎飴で、それには読者もたいがい飽きてきますが、書いている著者本人が一番うんざりしてるんじゃないでしょうか。おたがい時間の無駄なんですが、そこは著者、売れっ子と勘違いする自己欺瞞のシアワセ者なのね。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
おすすめ 2005/7/3
By カスタマー
形式:単行本
斎藤氏の著書である「文学の徴候」と併読してみた限り、たくさんの知識に打ち出された思考を、極めて禁欲的、または硬質な文章に反映するという意味で、「あっ、信用できるな」と確信しました。匿名性が重視されるインターネットにおいて罵倒のごとき批評が許されるは、要するに他者とのコミニケーションを無視することができるからなんだ(よく考えれば簡単な話なんだけと)、というのは斎藤氏の著作を読み、気づかされたことの一つです。何かついて突然「分かっちゃう」のは快楽なんですよね。つまりそれだけ考えることの手触りがあるということです。
で、この本はどうなんだと聞かれたら、「まだ読んでもいなきゃ、購入もしていない」んです。でも面白いに決まってます。購入前に「面白い」と確信するのはなかなか貴重な読書体験です。買おっと。
何故せっかちにも書いたかって言うと、人間様の傲慢と醜悪に我慢できなかったから。
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