物語の核にあたる部分だけを考えると、まさに直球といえるお話を、照れずに真正面から真剣に描こうとしているところに好感が持てる、いいドラマだなぁー……、と、見ていて素直に、そう感じることができた。
国の違いということに限らず、人と人とがそれぞれの違いを乗り越え、受け入れながらわかり合おうとする―――、それは何も特別なことではなくて、私たちの小さな日常の中にもあることだし、その延長線上に、違う国の人同士、ひいては国同士が理解しあう道があるのかもしれない……、といったことに、このドラマを見ているうちに気づかされたのだった。
韓国ではオンエア時に「日本側の描写、日本語のセリフが多すぎる」とか、「深田恭子は肉を抜いた方が良い」(これは……?! 彼女は十分チャーミングだったと思いますが…)、などといった批判も多々あったようだが、この「Friends」が、さまざまな面で対等な作品になるよう、両国スタッフが十二分に配慮した上で制作したドラマであることを理解したなら、そんな意見は出なかったはずなのに……と、特にメイキング(もうちょっと長くてもよかった…)を見た後で、思ったりもしたのだが(ケリー・チャンは、名目だけでなく本当に-深きょんとの-《友情出演》だった、ということも、このメイキングを見るとわかります)。
ウォンビンという人(キムタクどうこう、という呼ばれ方については、ちょっとよくわからないが)、今後の進み方しだいでは、金城武やチョウ・ユンファらのように、より広いフィールドで活躍していける可能性を秘めた人のように思う(!そういえばユンファも、日本に紹介された当初は「香港の小林旭」、と呼ばれていた)。
それからこのDVD、通しの字幕はないかわりに、日本語と韓国語、どちらかを学びたい人のために配慮された4種類の字幕が収録されているのもいい。