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フルートの肖像 その歴史的変遷
 
 

フルートの肖像 その歴史的変遷 [単行本]

前田 りり子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,150 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 4,053

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

中世・ルネッサンスから、現代まで、その時代時代に創造された形態と音の変化の軌跡を追う、“笛”に込められた、人間の歴史。

内容(「MARC」データベースより)

ヨーロッパにおける音楽、文化、思想、社会の変遷をたどりつつ、その影響を受けてフルートを取り巻く世界はどのように変化していったのか。フルート奏者である著者が、古代からモダン・フルート誕生までのフルート史を考察。

登録情報

  • 単行本: 296ページ
  • 出版社: 東京書籍; 四六版 (2006/11/1)
  • ISBN-10: 4487801389
  • ISBN-13: 978-4487801381
  • 発売日: 2006/11/1
  • 商品の寸法: 19.2 x 14 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 東の閑人 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
地味〜〜な装丁だったのであまり期待していなかったのですが・・・いや〜凄い本です。クラシック音楽の、特に古学ファンだったら必読かもしれません!!

この本は、著者が「日本フルート協会」の会報に18回にわたって連載したものをまとめたもので、連載によって「音楽全般への興味がわき、視野が広まった」「現代フルートの意義や問題を考えるきっかけになった」等の声がよせられ、それらの声がきっかけとなって出版に繋がったそうです。確かに3年間をかけた労作と感じました。

あまりに内容が濃いので・・・どこをどう紹介したら良いのか分かりません。大雑把に言えば、ルネサンス以降の文化や社会の変遷に伴って、フルートや音楽がどう変わり、或いは変わらなかった?かを、詳細な事例を上げて分かりやすく説明してくれています。ルネサンス、バロック、宗教改革、そして産業革命、イタリア、フランス、ドイツにイギリス・・・。時間的空間的な拡がりが凄いんです。(笑)とは言ってもそれほど難解ではありませんから大丈夫!!(笑)メインはフルートですが、他の楽器の変遷、台頭についても触れられていますので面白く読めます。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By elegans
形式:単行本
フルートという楽器の変遷を、ルネッサンス、バロック、そして近代への大きな音楽史の流れの中で捉えた労作である。
著者は気鋭のフラウト・トラヴェルソ奏者である前田りり子氏であり、演奏者としての視点で貫かれている点が類書に見られない本書の特徴となっている。

作曲家により書かれた楽譜が、音楽として人の耳に達するには、そこに楽器(あるいは音声)の介在が必要である。当然ながら音楽(ソフト)と楽器(ハード)は互いに影響しあっているわけだ。
時代の音楽観は楽器の機能により規定されると同時に、楽器そのものを変えていく。このような作曲家や演奏家の音楽に対する美意識と楽器とのせめぎ合いの有様が生き生きと描かれており、興味つきない読み物となっている。
かなりの大部であるが、まとまりのよい細かな章立てにより、通読に困難を感じなかった。
古楽ファンは勿論、モダンフルートを手にしたことのあるアマチュアにとっても必読の書である。
フルートという楽器の変遷をたどりつつ、自らの演奏を捉え直す契機ともなろう。

口絵にあげられた豊富なトラヴェルソの写真も本書の魅力のひとつで、その優雅な姿に思わずため息がでる。
操作性にすぐれ、豊かな音が均一に鳴らせるモダンフルート(ベーム式フルート)の一方で、トラヴェルソが今なお失われずに人々を魅了するのは何故か。
モダンフルートに対するバロックフルートを、便利さや効率に偏りすぎた現代への郷愁を越えたアンチテーゼと感じるのはあまりに深読みに過ぎるだろうか。
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