地味〜〜な装丁だったのであまり期待していなかったのですが・・・いや〜凄い本です。クラシック音楽の、特に古学ファンだったら必読かもしれません!!
この本は、著者が「日本フルート協会」の会報に18回にわたって連載したものをまとめたもので、連載によって「音楽全般への興味がわき、視野が広まった」「現代フルートの意義や問題を考えるきっかけになった」等の声がよせられ、それらの声がきっかけとなって出版に繋がったそうです。確かに3年間をかけた労作と感じました。
あまりに内容が濃いので・・・どこをどう紹介したら良いのか分かりません。大雑把に言えば、ルネサンス以降の文化や社会の変遷に伴って、フルートや音楽がどう変わり、或いは変わらなかった?かを、詳細な事例を上げて分かりやすく説明してくれています。ルネサンス、バロック、宗教改革、そして産業革命、イタリア、フランス、ドイツにイギリス・・・。時間的空間的な拡がりが凄いんです。(笑)とは言ってもそれほど難解ではありませんから大丈夫!!(笑)メインはフルートですが、他の楽器の変遷、台頭についても触れられていますので面白く読めます。