ごくごく普通の高校に紛争地帯で生まれ育った傭兵が入学したからさあ大変、そこら辺で銃は撃つは、爆弾は投げるは、トラップは仕掛けるはで、日常の学校生活はもうめちゃめちゃ、っていうのが簡単なお話。本当はこれに先行するシリーズで何でそんなことになったのかっていう背景が語られているんだけど、このふもっふはそんなことかまわずにとにかく、平和ニッポンで戦地の常識を貫く、そのギャップの濃ーいギャグを楽しめばいい。その最終巻。
両方ともさすが最終巻、っていうほど笑えて、しかも細部にこだわりが見えるけど、やっぱり見ものは大取り最終話の「五時間目のホット・スポット」でしょう。原作を読んでいる人はもちろん、読んでない人も十分楽しめる。思わせぶりな話の展開で、これがうまいっ。ほんとに脱帽。最後の落ちまで怒涛のように流れていくストーリーを負うだけでも十分楽しめるだろうに、原作を読んでいたボクは横隔膜をヒクヒクさせながら見た。宗助によって持ち込まれた細菌兵器によって生み出された極限状態。そこで演じられる世の不条理、そして浮き彫りにされる人間性の大切さ、愛の美しさ、ここまで来てなだれ込むクライマックス。くぅー!!まったく腹がよじれる。それにふもっふ全体を通して言える事だけど、千鳥かなめ役の雪乃五月さんの好演がこの作品をよりよくしている。頼れるクラスのまとめ役でなおかつオヤジ女子高生っていうかなめの魅力がある意味全開のエピソードが最後に来たのはうれしい。
いまいち調子っぱずれの次回予告は相変わらずだったが、収録一話目の「ままならないブルーバード」ともに秀作。原作のテンポ感を崩さず、しかもアニメとしてのつくりもしっかりしているので、見て損にはならない作品。