54年のパリ、オペラでのフルトヴェングラー指揮の演奏を聴いた感動を語る「荘厳な熱狂」、ベートーヴェン「エロイカ」のフルトヴェングラー指揮の演奏を徹底分析したその名も「フルトヴェングラーの『エロイカ』」、ナチス・ドイツに残ったフルトヴェングラーの芸術観(たとえドイツがナチスに牛耳られていようと故郷、祖国に踏みとどまり、民衆を見捨てなかった)を考察する「フルトヴェングラーのケース」。トスカニーニとの37年、ザルツブルク音楽祭での対面と短い会話が紹介されていて興味深い。
最後は、丸山眞男との対談「芸術と政治」。
字が大きく読みやすい文庫、おすすめします。