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フルトヴェングラー―音楽と政治
 
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フルトヴェングラー―音楽と政治 [単行本]

クルト リース , Curt Riess , 八木 浩 , 芦津 丈夫
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、現代史のなかでの精神と政治の異常な緊張と格闘を描いたもので、古きよきヨーロッパ人の、その精神的伝統の最後の人といわれる巨匠フルトヴェングラーをめぐる、息づまるような迫力にみちた物語である。それは天使と悪魔の闘争でもあるが、永遠と現実の対話の現代版でもある。

内容(「MARC」データベースより)

古きよきヨーロッパ人の、その精神的伝統の最後の人といわれる巨匠フルトヴェングラー。現代史の中での精神と政治の異常な緊張と格闘を体現した音楽家の迫力に満ちた物語。

登録情報

  • 単行本: 299ページ
  • 出版社: みすず書房; 新装版 (1997/10)
  • ISBN-10: 4622049147
  • ISBN-13: 978-4622049142
  • 発売日: 1997/10
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
未解決の問い 2007/10/15
形式:単行本
フルトヴェングラー信奉者によるフルトヴェングラー伝(論)であるだけに、そのバイアスは考慮しなければならない。トスカニーニとのミスマッチにおける議論、「ナチの元で振る音楽はナチと同じだ」「ベートヴェンはどこで振ろうとベートーヴェンだ」などというやり取りは明らかにトスカニーニが正しいだろう。しかし、フルトヴェングラーがトーマス・マンと違い、ドイツに留まって「ドイツ国民」を勇気付けたということも一面は真理であろうし、また、ユダヤ人作曲家ヒンデミット等を助けようと奮闘したことも事実であろう。
岩波新書『フルトヴェングラー』に鼎談で登場する丸山眞男の物言いが今ひとつ歯切れが悪いだけに、この20世紀音楽史にとどまらない大問題に対する解答が得られていないという気がしてならない。近年刊行された『悪魔の楽匠』といった書物は、この点で決定版と言えるのだろうか。
本書はフルトヴェングラー問題の嚆矢ともいえる歴史的な著作であるが、「音楽と政治」という副題からするとやはり物足りないと言わざるを得ない。同じ副題をもつ奥波一秀の『クナッパーツブッシュ』(みすず書房)は同時代のもう一人の巨匠を取り上げているが、より実証面が充実していると言えよう。但し、歴史家として客観的であろうとする分、リースの熱さはない。
読み物としては、好みもあろうが、リースの方がずっと面白い。そして、いまだにフルトヴェングラーを知る上での一次文献であることに変わりはなかろう。
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形式:単行本
「恐ろしい時代であったんだなー」と改めて実感を新たにしています。ナチスの時代も今の現代人には風化してゆきつつありますが、ただ同様の政策が国家という大きな単位ではないにしても、現代の日本の企業社会、組織
のなかで採られていること、特に近年の「小泉・竹中経済政策」以来の「利益至上主義」にこの傾向が強まっていることに この本を読んで気づいて欲しいと思います。
この本のテーマであるフルトヴェングラーと対極に描かれるトスカニーニの両巨頭の音楽に、時代の背景と生き様が色濃く反映されていることに気づき、あらためて両巨匠の演奏を聴き直し、感動を深くしています。
40年代前半の両者の演奏録音を是非この本を読みながら聴いて頂きたい!!。
その「凄まじさ」は、あとに続く現代のどんな高名な指揮者も到達し得なかったもの。両巨匠の音楽の凄さを体感できるはずです。
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