あえていうなればこの本は「C++による実践グラフィックスアルゴリズム入門」
といったところだろうか。
フルスクラッチ、という言葉の響き自体に特別の魅力を感じるような諸兄は
おそらく、もうすでにこの本を購入する必要はないだろう。
前書きにあるように、グラフィックスを扱ってみたいプログラミング初心者や
まったくの未知の分野としてのグラフィックス処理のとっかかりが欲しい人向けである。
アルゴリズムの本、というには体系的でなく、
テクニックの本と呼べるほどのテクニックはごく一部にしか出てこない。
ちょうど、よくある個人サイトの解説ページのように
筆者らが覚書的に自らの得た知識を吐き出しているといった内容であり、
構成であり、文章であるが、
スタートアップとして見ればほどよい匙加減だとも言える。
名前負けしている点で星一つ、(笑)などの安っぽい表現で星一つを引かせて貰った。
そのあたりは好き嫌いが分かれるかもしれない。