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434 人中、403人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
誰もがgoogleになれる、かもしれない。,
By さむらいぴぃす (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 (ハードカバー)
たとえばこうしてボクはこの本のレビューを書いています。
1円たりとも報酬がもらえないというのに。 ボクだけではなく、みんながタダで喜んでレビューを書いています。 それは、「ウェブの世界には、貨幣経済以外に、評判(トラフィック)経済と注目(リンク)経済がある」からだと、この本は言っています。 他人から評価され、注目されることに喜びを感じるので、みんなタダでレビューを書いているのです。 googleは、多くの人から評価・注目されているページを、検索結果の上位に表示しています。 評判経済・注目経済があることを、googleは知っていたのでしょうか。 また、googleは無料かつ便利なのものをたくさん生み出しています。 それは、無料で使ってくれる顧客をたくさん獲得すれば、その中の顧客が有料の商品を買ってくれる可能性が高くなるからです。 無料には顧客を爆発的に増やすパワーがある、とこの本は言っています。 この本では「市場に参入するもっとも破壊的な方法は、既存ビジネスが収益源としている商品をタダにすること。すると、その市場の顧客はいっせいに押しかけてくる」と書かれており、 無料のサービスを使ったビジネスモデルがいくつも紹介されています。 自分のビジネスモデルを作りたいと思っていらっしゃる方にとっては、必読書だと思います。
213 人中、190人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
テクノロジーに先導される“今”が、よく分かる,
By コペ転 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 (ハードカバー)
著者のクリス・アンダーソンは米『WIRED』誌の編集長であり、最近よく耳にするようになった「ロングテール」というコンセプトの提唱者。
この人が「フリーミアム」という「無料経済(?)」の理屈を説明してゆくというのがこの本の趣旨なのだが、ビジネス書/経済書というよりも、過激に変容し続けている現在の商業的価値基準を解説するジャーナリズムの本として面白く読んだ。あるいは日々体験しているリアリティと密接にリンクしたところにあるサイバーパンク的世界を描いた面白い作品のようでもあり、“読書”として楽しめた。元々のリテラシーの高さがあり、更に和訳のテキストの仕上がりも素晴らしいから、そのように楽しく読めたのだと思う。 この本の日本語版の副題として『<無料>からお金を生み出す新戦略』とあるが、「お金」が議論のすべてでは、当然ない。英語での原題では「The Future of a Radical Price」となっており「新たなる価値の未来」というのが直訳に近いような気がする。 <新たなる価値>として<フリー(無料)>が語られていることには違いないが、経済を超えて思想的領域にまで踏み込んでいくんじゃないかというところがスリリングだった。 内容のすべてをそのまま咀嚼できたわけではない。例えば「要するに、アイデアとは究極の潤沢な商品で」(p.111)と言われれば、すべてのアイデアを「商品」としてザックリと語ることには感情的な摩擦も覚えたし、他にも読み進めながら著者の理解と説明に対して疑問符が湧く点も多くあった。でも、それはそれで自分の思考を刺激する切欠になった。 テクノロジーに先導される経済/商業世界の“今”についての、とても良い教材であることは疑う余地がない。
135 人中、120人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
デジタル時代の技術の進歩が加速する無料の経済,
By
レビュー対象商品: フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 (ハードカバー)
「このテーマは本にするのに申し分ないと私は思った。『まちがっている』と『自明のことだ』というふたつの意見にわかれる話題は、どんなものであれ、いいテーマに違いない」。
検索エンジンも、百科事典も、今や無料で使えるものがネットを席捲している。ゲームも、ニュースも、音楽も、違法性のあるものが含まれている問題はあるにせよ、無料なものが増えていて様々な影響を引き起こしている。オープンソースのOSをはじめとする無料のソフトウェアが従来のビジネスモデルに立脚した会社に脅威を与えている。有料の新聞や雑誌は厳しい状況に追い込まれている。 本著は、そのような現状をとらえて多角的に考察を重ねて一冊にまとめている。『ワイアード』編集長が書いているだけに、IT業界の理解や背景についてはこなれている。また、前半部分は無料ビジネスの歴史についても述べている。フリーに対しての一般の誤解、ビジネスモデルのパターン、中国で当たり前になっている海賊版の意外な効果、様々な事例についても解説している。 思いっきり短縮して著者の主張を書くなら、フリーに近づくものに抵抗しても難しく、むしろそこで得た評判や注目をうまく課金する道へつなげるモデルを考えた方が現実的だということになる。 実際問題として、今やフリーのコンテンツに依存せずに生活している人はこのページを読んではいないだろうし、結構身近なことなのに、この社会の大きな変化について正しく全体を理解している人は意外と少ないと思われる。著者の主張にどこまで賛成するかは別として、デジタル時代を生きる多くの人にとって一読する価値がある本だと思われる。
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