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フリードリヒへの旅 (角川叢書)
 
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フリードリヒへの旅 (角川叢書) [単行本]

小笠原 洋子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,625 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

風景を素材とした内省的で静謐な崇高の美を謳うドイツ・ロマン主義の画家フリードリヒ。その作品を訪ね歩き、モチーフとなった現場に立ち、重なり合う共感をベースとして、画家の足跡と芸術性を描き出す美術評論。

内容(「BOOK」データベースより)

風景を素材とした内省的で静謐な崇高の美を謳う、ドイツ・ロマン主義の画家フリードリヒの絵画。独特の宗教観と世界観が表出されるこれらの作品群を文字どおり訪ね歩き、画家の足跡を追いつつ、モチーフとなった現場に立ち、鑑賞者としての感動と重なり合う共感をもとにその崇高の美に寄り添い、みずからの感性をよりどころとして、その高い芸術性を言葉を尽くして描き出す。一九世紀前半の激動の時代を生きたフリードリヒの絵画にひたすら向き合うことで、画家の生涯と絵画の深い精神性に迫る、渾身の美術評論。

登録情報

  • 単行本: 222ページ
  • 出版社: 角川学芸出版 (2009/9/10)
  • ISBN-10: 4047021431
  • ISBN-13: 978-4047021433
  • 発売日: 2009/9/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 507,275位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
者がC.D.フリードリヒの足跡を求めてヨーロッパを旅行した、その旅行記。

とかくフリードリヒというと美術史学の研究書になるか、ロマン主義を扱った芸術論になるか、そうでなければ政治的色彩の強い何かになるかなので、こういった旅行記が出るということ自体、日本におけるフリードリヒ研究の広がりを感じる。別のもっと有名な画家でもこういった旅行記はあり、最近(と言っても2・3年前だったと思うが)だと『フェルメール全点踏破の旅』なんて新書があって、けっこうおもしろかった。しかし、ことフリードリヒの場合、ドレスデンとコペンハーゲンという都会もある一方で、彼の縁の土地は西ポンメルンのド田舎に集中しているため、旅行記を出すにもけっこう大変だったんじゃないだろうか。

中身は普通の旅行記ではある。ただし、けっこうしっかりフリードリヒの来歴を説明してあって、通が行きそうな場所を抑えて訪れているので、おもしろく読める。むしろ現地のグライフスヴァルトのドイツ人が、けっこうしっかり「フリードリヒの生地」という観光地をやっていて、意外と無関心じゃないんだと思わせられた。フリードリヒの研究史を振り返るに、いつの間にか地元のスター扱いにになっているのはなんとも苦笑してしまう。生家以外にも、当時使われていた蝋燭(フリードリヒの父親が蝋燭製造業だったので)なんかが売り物になっていたりして、興味深い。

自分もミーハーなので、こういう紹介をされると「俺も蝋燭買いに行きてぇ」となってしまう。しかし、おそらく自分よりはよほどドイツ語が堪能であるだろう著者でも、リューゲン島なんかのド田舎に行くとけっこう苦労していたようで、そう言われるとそれはそれでひるんでしまう。まずは先立つ物を貯めないとな、とか妙なことを考えた読後であった。
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
 絵画評論は、絵画本体を論じる作品批評的なものから、画家の生涯を辿る伝記的なものまで、その書かれる内容の幅は広い。多くの美術評論を読みましたが、絵画作品における技巧と画家自身の生きざまの双方を記したものは、著者の論じたいことが中途半端にしか伝わらず、読者の心に決して響いてはきません。ましてや読み手の欲するところと著者の力点が異なっていると尚更であり、そんな期待外れに終わった書を私はたくさん手にしてきました。
 この評論は、それら従来の次元を超えたものであり、さらに200年の時をも超えて画家とその作品に私達を寄り添わせてくれます(著者の体験はそんな生易しいものではありませんが)。本の題名から紀行的な色彩が強いものと思われるかもしれませんが、本書は冒頭から2つの作品を取り上げ、そこから論を進めていきます。
 私が書くべき評は、私が本書を読むきっかけとなった横尾忠則氏の書評に任せることにして、私は読後の感想を述べるのみとします(このレビュー記入後に画家横尾氏の書評を読み返しましたが、本書にとってこの評に勝る書評はないと改めて感じました)。
−−−この論の中で取り上げられた作品を、読書はきっと観てみたいと思うはずです。できるなら著者の旅の一部を追体験し、冒頭の作品をこの目で観てみたいと思うに違いありません。なぜなら、著者が全身全霊をかけて生み出した書であり、画家のレクイエムとしての敬虔さと、読者を心から引きつけてやまない重厚な祈りともいえる思いが込められたものだからです。−−−
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By px4
形式:単行本
 フリードリヒの作品も好きで、Essenでの大展覧会にも出掛けているが、私の本業はBosch巡礼。著者が作品の舞台になった土地や、作品が展示されている街を訪ねる姿に大いに共感する。地理不案内も言葉の問題もあるなかで、画家やその作品の魅力の方が上回り、心細さに耐えて旅を続ける姿が真摯に描かれている。たまたま同じ作品に惹かれて動き出したところは、全くの偶然。
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