教鞭を執るもの、これから教壇に立とうとするもの、先生と呼ばれているもの、そのすべての方々に是非ともみてほしい感動と余韻にひたる素晴らしい映画です。
信じること、心を開くこと、人を人として愛すること、分かち合うこと、勇気を持つこと、喜ぶこと、そして生きること。
オープニングでは、学園ものの割にはやや大人びた学生たち。
それにダーティーな部分が漂い、ラップ系リズムでダラダラと続くのかと思いきや、いつのまにか熱中して観ていました。
エスカレーションする度に、強く心を打たれ、自然の涙がこぼれてしまう。
先生と生徒の青春ドラマなんかじゃあなく、もっと深い人間性に拘った問題をテーマにしており、すごく奥の深い感動を覚える作品です。
しかも、実話をベースとしたものであり、教師エリン・グルーウェルは実在人物であり、人を人として受け止め、失っていた心を取り戻させ、そして若人の夢実現の可能性を誘導したのです。
そのひとコマごとのシーンには、想像を絶する勇気、強い信念、忍耐力を葛藤しながらも成し遂げたことが膨らみを持ってよく伝わってきます。
そして、それは”奇跡”ではないと思います。
あの「ミリオンダラー・ベイビー」で、強く心を動かされる演技をしたヒラリー・スワンク。
最近では「P.S. アイラヴユー」と、いずれも印象に強く残る作品には彼女が主演しており、彼女の生い立ちからくる共感や共有するものを映画の中で根気よく表現しようとしているのかもしれません。