フィードバック制御とはどういうことなのかが、微分方程式(運動方程式)の極と解の振る舞いとの関係により、とてもわかり易く解説されている。内容は、状態フィードバック制御(現代制御)を扱っている。現代制御の本の場合、理論の厳密性を追求するあまり、難解な定理の証明が書かれている本が多いが、この本は、具体的な制御(倒立振子系、磁気浮上系など)に制御理論をどのように用いるかに重点が置かれている。そのため、解説がとてもわかり易く、かつ例題も豊富である。しかも、Maxima,Scilabという(フリーソフトだが)Matlabに劣らず強力なツールによる例題の解法がプログラム付きで記載されている。現代制御の入門書としては最高。