特集【「日本マンガ全集」編集会議】を読みたくて購入。作家・作品の重要度はもちろん一巻当たりの頁数まで考え勝手に編集するという芸の細かい企画だ。
おそらくこの号だけの企画だったのだろうが、結果的には、戦前から70年代までの作家・作品について(とりあえず)83巻まで編集された時点で時間切れ?となった。
*80年代以降の編集会議は次号(12号)で行なわれたが、編集されたのは2000年まで。
筆者は知らなかったのだが、編者たちによると「マンガの全集」は過去に何度か編集・刊行されているがほとんどは70年代のものとのこと。唯一97年に双葉社による全集が刊行されているが、人選に?がつく不完全なものとのことだ。特集の最後に、過去に刊行された全集の巻立てなどが掲載されているが、たしかに双葉社の全集は人選に無理がある・・・。
編集者3名が“プロ”のマンガ読みであるため、その作家・作品が何故重要なのか(重要でないのか)という理由を3人ともわかった上で会議?が進んでいき、読者に対する理由の説明がほとんどされないという点はあるものの楽しく読むことができた。
個人的には「谷口ジロー」が単独一巻で編集されたことが嬉しく思う。