購入したのでレビューをしてみたいと思います。
とある地方都市・疎瀬に少年ナンダバ・ナオ太は住んでいた。
「すごいことなんて起こらない。ただ当たり前のことしか起こらない」と、
小学6年生にして、日々、諦念にも似た思いを抱いていたナオ太の前に
すごい女性が現れてしまった。その人の名は、ハルハラ・ハル子。
黄色いベスパに乗ってどこからともなく現れた彼女は、いきなりギターで、
ナオ太の頭を直撃! そのおでこの傷から、ロボットが出現!
ハイスピードでナオ太は思いがけない刺激に巻き込まれていく。
主人公ナンダバ・ナオ太が成長してゆく様が
停滞している自分を映す鏡のようで、やる気が出てくる作品です。
自分には無理だ、出来るはずが無い。
憧れの兄のような事は出来ない。
そう思っていたナオ太が第4話では
支えを得ながら自分の心の壁を打ち壊します。
彼はこの瞬間に自分自身に対する自信を持てるようになり、
大きな一歩を踏み出します。
その代わりに傲慢な性格になってしまいますが。
そうして5話、6話でナオ太はより大人へと近づいていきます。
自分の傲慢さにも気付き、素直な気持ちを表現するようになるのです。
最終話である6話になっても、まだ物語の途中を感じさせる
構成ですが、続編を匂わせる物ではありません。
彼の人生はまだまだこれからなのですから。
最終話で使われる
「すごいことなんて起こらない。ただ当たり前のことしか起こらない」
は最初とは違った意味になっています。
すごいと思っていることも、実はすごくなんて無くて
自分の手で成し遂げられる、ごく当たり前のことなのだと。
自分で自分の可能性を閉じてしまってはいけない。
迷いながらも真っ直ぐに進んでいける、先の事なんて分からない。
1話目から6話目まで、それぞれを跨いで登場するアイテムがあるので
それをチェックしながら観るのも面白いですよ。