この業界にも疎いし、著者のほかの著作を読んだ
わけでもないです。
でも、フランフランでの買い物は、楽しい。
そこで、本書を手にとって読んでみました。
タイトルに反して、本書は、バルス、さらに、フランフラン自体、さらに
高島社長自体には、それほど深入りすることはない。また
残念ながら写真もモノクロだし、点数も少なすぎます。
でも、マイナスを差し引いても、特に日本におけるデザインムーブメント
の歴史から始まって、ファッション、雑貨、家具や雑誌までの特徴と、
デザインがいかに日本に、日本の世代に定着し、東京発信のデザインモード
の時代になってきたのか。それを素人にも理解することができます。
ただし、紙面のほとんどを、バルスグループ以外に割きすぎた感じが
あり、肝心のフランフランとその理念、店舗展開や、実際のファンや
ユーザ、消費者の意見、感覚、感性を取り上げる余裕がなかったのか、
少し切り込みの深さや分析力、生の声が入っていないのが一消費者として
は残念。
とにかく、写真はカラーがほしかったし掲載点数ももっとほしかったです。
ちょっと堅すぎる内容になってしまい、現場のにおいがもっとほしかったですね。