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フランス7つの謎 (文春新書)
 
 

フランス7つの謎 (文春新書) [新書]

小田中 直樹
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 714 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

2004年、一つの法律がフランスを揺るがせた。宗教の信仰を強調するシンボルを、公立学校内で着用することを禁じた法律に対し、イスラム系移民が自分たちを標的にしていると猛反発、過激派がテロを予告する騒ぎとなったのだ。「自由・平等・友愛」がモットーであるはずの国で、なぜこのような法律ができたのか。その理由は、革命によって生まれたフランスという国の根本原理にかかわっていた―ニュースを見ていて感じた疑問を、フランスの歴史・文化の理解へつなげる、面白くてわかりやすい歴史学入門。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小田中 直樹
1963年生まれ。東京大学大学院経済学研究科単位取得退学、博士(経済学、東京大学)。東京大学社会科学研究所助手などを経て、東北大学大学院経済学研究科教授。専攻はフランス社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 197ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/02)
  • ISBN-10: 4166604279
  • ISBN-13: 978-4166604272
  • 発売日: 2005/02
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 36,181位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By nh
形式:新書
タイトルに惹かれて中を見てみると、7つの謎とは次のことだ。

・なぜ政教分離を巡って延々と議論が続くのか
・なぜいつでもどこでもストに出会うのか
・なぜ標識がバイリンガル表記なのか
・なぜマクドナルドを解体すると拍手喝采されるのか
・なぜアメリカを目の敵にするのか
・なぜ大学生がストライキをするのか
・なぜ美味しいフォーやクスクスが食べられるのか

このうち、ぼくも不思議に思っていたことはストが多いこととフォーとクスクスが国民食であることの2つだけだった。
あとの5つは興味を持って読み進むことが出来、かつフランスの歴史をかじることができた。

この本の著者小田中さんはストリーテラーです。話し上手です。
学者の先生ですが、きっとこの人の授業は面白いのではなかろうかと思いました。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ピカール 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー
形式:新書
フランスの根底に流れる、おせっかい啓蒙主義。米英に対するライバル姿勢。意外な日本との共通点。
熱い国民意識と、「自由・平等・博愛」の解釈がよく分かります。

筆者は大学教授ですが、平易な言葉でエッセイ風に書かれているので、非常に読みやすく楽しめました。
歴史学や国際文化を専門に学んでいる人には物足りないかもしれませんが、一般人の私にはこの位の内容でちょうど良かったです。
各章末には読書案内として、書籍が豊富に紹介されているのも助かります。フランス的なものを考えるいい機会になりました。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:新書
 小田中先生は『歴史学ってなんだ?』と同様、「オレがオレが」とつまらぬ新説を中心に資料をブチまけるような書き方をせずに、自分の主張は抑え気味にして、面白歴史本のブックガイドをしつつ、みなさんはどう考えますか?と問いかけるように論を進めていく。フランス滞在中に感じた「なぜマクドナルドを『解体』すると拍手喝采されるのか」「なぜアメリカを目の敵にするのか」などの7つの疑問を、しなやかに考えている姿が各章から伝わってくる。

 単にフランスの謎を解くだけでなく、日本の現実との対比というか、日本となぜ違うんだろう、というところまで必ず書いているのもサービス満点。例えば政教分離に関して、フランスは「宗教は政治に口を出さない」という側面が強調されるに対して、日本では反対に「政治は宗教に口を出さない」ことが強調されるとして、そのワケを歴史から探っていく。直接の理由とすればフランスではフランス国民となるためには、ルールを受け入れることによってなるのであって、生まれたときから日本人である日本とは違う、と。どちらもルールであり、ルールである以上、必ずしも理想的に守られているわけではなけれども、フランスの場合は教会との闘争に勝った共和派が最終的に権力を握ったことが国民形成の原点であり、日本では織豊時代に形成された単一民族という神話に基づいているという違いがある、と。

 前著ではカーなどを紹介しつつ、歴史学がいったいどんなふうに役立つのかということを書いていたけど、『フランス7つの謎』では、現在の謎の答えを歴史の中に求める、という姿勢を貫き、最後には「現在は過去の上にできあがっているから」(p.186)とタネあかしをする。

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