今までの発音テキストとは違う角度で書かれています。
音群別に口の形の違いを徹底的に覚えるのですが、これが本当に目からうろこでした。
たとえば「口角を下げずにしっかりキープすること」などの、案外気が付かない重要ポイントを基本に、唇の開き加減や下あごの落とし加減で音の区別をしっかり身につけられます。
難しいRの発音も、たいていの本は「うがいの要領で」「舌を上あごの奥に押し上げて」とありますが、この本は舌の位置と息の量で解説していて、この解説方法で、単語の真ん中や前後の音によって出しにくい位置にあるRの出し方もちゃんと教えてくれています。
とっても地味で、相当根気のいる練習ですが、その分確実に報われることが、会話の実習ですぐ実感できるはずです。
音楽をやったことのある人なら非常にとっつきやすく効果的だと思います。
声楽でも発音、発声は音声生理学的にポイントをつかまないと正しく美しく歌えない(伝わらない)し、ギターやバイオリンも弦の正しいポイントとポジションを身につけることが演奏の背骨になります。
遠回りでも正確な発音をしっかり身につけたい人には最高のテキストだと思います。