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フランス白粉の謎 (創元推理文庫 104-6)
 
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フランス白粉の謎 (創元推理文庫 104-6) [文庫]

エラリー・クイーン , 井上 勇
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

エラリー・クイーンの地位を確固不動のものにした、その第二作。ニューヨーク五番街の大百貨店“フレンチス”の飾り窓から忽然と転がり出た婦人の死体をめぐり、背後に暗躍する麻薬ギャングと知能比べを演じるエラリーの会心の名推理。わずか数粒の〈白粉〉と、棒紅のなかからころがり出たヘロインの〈白い粒〉の謎の真相は、一体何か?


登録情報

  • 文庫: 460ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1961/03)
  • ISBN-10: 4488104061
  • ISBN-13: 978-4488104061
  • 発売日: 1961/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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最終場面でクイーンが犯人の条件を示し、容疑者を順に除外してゆく過程は、3年後の『Zの悲劇』を彷彿とさせる。ただ『Zの悲劇』ほど容疑者が絞り込めないため、除外できない人物が必然的に犯人、とはならないのが弱いところ。そのため結末はかなり強引で、クイーン警視の「山勘が当たった」との言葉にそれが象徴されている。本来なら、クイーンの示す決め手など、鼻先でせせら笑われるところである。
とはいうものの、ストーリー展開は自然で、無理な状況設定や奇矯な謎の提出もあまりないので、国名シリーズでは良作の部類に入ると思う。
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予想以上の作 2009/10/21
『クイーン・パーフェクト・ガイド』を古書店で手に入れたのですが、それを見ていたら、無性にクイーンを読みたくなって、未読の名作ということで、本書を読みました。

大人になってから読むクイーンは、思いのほか、「大人の小説」でした。

一つには都市風俗の資料としても読めます。自分のようにニューヨークや30年代の海外都市が好きな人間には、詳細な描写だけでも「そそられ」ます。

本作は、NYの百貨店やそのショーウインドウなどが出てきます。そうした調度や室内描写を追うのも興味深いですすし、当時の百貨店の社内構成員、役員たちの様子などの描写も楽しく、クイーンがいかに同時代のウォッチャーであったかがわかります。

ラストの「ブツ切り感」に圧倒されました。狙ってやっているとはいえ、見事ですね。
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「ローマ帽子の謎」に続く作者第2作。

巨大デパートのショーウィンドウで、新型ベッドの上に銃弾を撃ちこまれた女の死体が横たわっていた、というのが本書のオープニングで、殺されたのはそのデパートの社長夫人。入り乱れる人間関係の中から麻薬密売組織の存在が次第に明らかになっていく。

派手なオープニングは読者をひきつけるためだけではなく、前作でシルクハットが盗まれた理由や劇場で犯行が行われた理由に意味があったように、本書においても死体の発見場所にはそれなりの意味があり、事件解決に至るまでの論理展開は国名シリーズの中でもベスト3に位置すると思う。唯一、共犯者を否定する論拠は薄弱であったように思うが。それと、後のシリーズ作品に比べると全体的に地味な分、損をしている作品だと思う。

本書では、前作とうって変わってエラリーの描写が充実しており、主人公らしさが明確に著されている。そういう点から、本書において国名シリーズのスタイルが確立されたものと思う。
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